第4章 安全かつ快適な交通の確保

第4章 安全かつ快適な交通の確保

第1節 平成24年の交通事故情勢

1 交通事故の発生状況

(1)概況

平成24年中の死者数は4,411人で、12年連続の減少となり、昭和26年以来、61年ぶりに4,500人を下回った。また、発生件数及び負傷者数も8年連続で減少した。平成23年3月に策定された「第9次交通安全基本計画」において「平成27年までに24時間死者数を3,000人以下」にするという目標が掲げられており、警察では、各種交通事故防止対策を一層推進していくこととしている。

・ 24年中の発生件数…66万5,138件(前年比2万6,918件(3.9%)減少)

・ 24年中の死者数…4,411人(前年比252人(5.4%)減少)

・ 24年中の負傷者数…82万5,396人(前年比2万9,214人(3.4%)減少)

・ 24年中の交通事故発生から30日以内の死者数…4,646人(前年比861人(15.6%)減少)

・ 24年末の運転免許保有者数…8,148万7,846人(前年比27万2,580人(0.3%)増加)

・ 24年末の車両保有台数…9,056万4,785台(前年比41万6,514台(0.5%)減少)

・ 23年度末の自動車走行キロ(自動車が走行した距離を表したもの)…約7,098億キロ(前年度比約164億キロ(2.3%)減少)

 
図4-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成24年)
図4-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成24年)
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(2)交通死亡事故の発生状況

・ 自動車乗車中の死者数は、高齢者(注1)が41.7%を占める

・ 自動二輪車乗車中の死者数は、若者(注2)が最も多い(自動二輪車乗車中の死者数の26.7%)。

・ 自転車乗用中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(自転車乗用中の死者数の43.2%)。

・ 歩行中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(歩行中の死者数の47.6%)。

注1:65歳以上の者

注2:16歳以上24歳以下の者

 
図4-2 状態別、年齢層別死者数(平成24年)
図4-2 状態別、年齢層別死者数(平成24年)
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