第6章 公安委員会制度と警察活動の支え 

9 警察の予算

(1)警察予算の構成
 警察の予算は、国の予算に計上される警察庁予算と、各都道府県の予算に計上される都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費及び都道府県警察への補助金が含まれる。平成17年度の国民一人当たりの警察予算額(警察庁予算と都道府県警察予算の合計額から重複する補助金額を控除し、国の人口で除した額)は約2万8,000円であった。

(2)警察庁予算
 警察庁の平成17年度当初予算は総額2,574億7,001万円(17年度補正予算後の最終予算額は2,583億4,412万円)と、前年度より24億2,223万円(0.9%)減少し、国の一般歳出総額の0.5%を占めた。
 同年度当初予算では、厳しさを増す犯罪情勢に対応するための総合対策の推進、深刻化する組織犯罪への抜本的な対策の推進、テロの未然防止と緊急事態への対処態勢の強化、安全・快適な交通環境実現のための施策の推進、警察基盤の充実強化について、重点的な措置を講じた。

(3)都道府県警察予算
 都道府県警察予算は、各都道府県において、犯罪情勢、財政事情等を勘案しながら編成されており、平成17年度の最終補正後の予算額は総額3兆3,462億8,500万円で、前年度より238億9,700万円(0.7%)減少し、全都道府県の予算総額の6.8%を占めた。
 
 図6-12 警察庁予算(平成17年度最終補正後)
図6-12 警察庁予算(平成17年度最終補正後)
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 図6-13 都道府県警察予算(平成17年度最終補正後)
図6-13 都道府県警察予算(平成17年度最終補正後)
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 9 警察の予算

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