第6章 公安の維持 

(2)連合との共闘及び勢力拡大を模索する全労連

 日本共産党の指導,援助により結成された全国労働組合総連合(全労連)は,目標である「200万全労連・600地方組織」に向け組織拡大に取り組んだ。
 しかし,就労者の組合離れや企業の倒産,リストラ等を背景に思うようには進展せず,平成14年7月の第20回定期大会で,新たに「組織拡大推進基金」(注)の創設を決議した。また,全労連では,日本労働組合総連合会(連合)との協力関係を模索する動きを強め,有事法制問題では,一部に連合加盟労組等との共同行動を展開した。


(注)同基金の創設で「常設労働相談所」の設置と専任相談員の配置,全国的視点で組織拡大を展開する「全労連オルグ」の配置等を推進するとしている。

 

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