第5章 安全かつ快適な交通の確保 

(2)高速道路における交通事故の現状

 平成14年中の高速道路における死亡事故は,件数については平成に入って最も少なく,死者数については平成に入って2番目に少なかった(表5-13)。また,全交通事故についてみても,発生件数,負傷者数ともに減少した。

 
表5-13 高速道路における死亡事故発生件数・死者数の推移(平成5~14年)

表5-13 高速道路における死亡事故発生件数・死者数の推移(平成5~14年)
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 高速道路においては,高速走行のため,わずかな運転上のミスが重大事故に結び付きやすく,しかも死傷者が多数に及ぶ場合が多い。14年の高速道路の死亡事故率(発生件数に占める死亡事故件数の割合)は,その他の道路の約2.5倍となっている。また,貨物自動車による重大事故が多く発生しており,14年中の高速道路における死亡事故のうち,27.6%が大型貨物自動車によるものであった。

 

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