第5章 安全かつ快適な交通の確保 

交通管理による環境対策

(1)交通公害等の現状

1)大気汚染・地球温暖化の現状
 自動車から排出される窒素酸化物,浮遊粒子状物質等による大気汚染は,都市部を中心に依然として深刻な状況にある(表5-7)。

 
表5-7 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の達成状況

表5-7 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の達成状況
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 また,地球温暖化は,自然の生態系や人の健康に悪影響を及ぼすものとして国際的な問題となっているが,その原因となる二酸化炭素は,自動車から排出されるものが全体の18.1%を占めている。

2)道路交通騒音の現状
 道路交通騒音に関する環境基準の達成状況は深刻な状況にあり,全国2,774地点のうち,昼間(6時~22時)及び夜間(22時~6時)ともに環境基準を達成していない地点は1,163地点(41.9%)に及んでいる(表5-8)。

 
表5-8 道路の種類別の騒音の環境基準の達成状況(平成13年度)

表5-8 道路の種類別の騒音の環境基準の達成状況(平成13年度)
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