第4章 暴力団総合対策の推進 

(2)対立抗争事件及び銃器発砲事件の発生状況

 平成14年の対立抗争及び銃器発砲の発生回数は,ともに前年に比べ減少したが,対立抗争の発生事件数は増加している(図4-2)。

 
図4-2 対立抗争事件,銃器発砲事件の発生状況の推移(平成5~14年)

図4-2 対立抗争事件,銃器発砲事件の発生状況の推移(平成5~14年)
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事例1
 14年4月,神奈川県内において,山口組傘下組織組員らと稲川会傘下組織組員らの乱闘事案が発生し,その後,山口組傘下組織事務所前に押し掛けた稲川会傘下組織組員が射殺されるなど,山口組と稲川会の対立抗争に関連するとみられる発砲事案等が3件発生した。10月末までに殺人,銃刀法違反等で17人を検挙した(神奈川)。

事例2
 山口組傘下組織組員(22)は,14年8月,山口県内のファミリーレストラン店内において,元山口組傘下組織組長であった男性に対してけん銃5発を発砲し,射殺した。8月,殺人,銃刀法違反等で検挙した(山口)。

 

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