カード犯罪
(1)カード犯罪の認知・検挙状況
平成14年のカード犯罪(注)の認知件数は4,938件,検挙件数は3,521件,検挙人員は918人で,いずれも減少傾向にある(図3-15)。検挙件数3,521件のうち,窃取・拾得したカードを使用したものが1,946件(前年比1,027件減),偽造したカードを使用したものが769件(前年比191件増)で,それぞれ全体の55.3%,21.8%を占めている。
(注)クレジットカード,プリペイドカード,キャッシュカード及び消費者金融カードを悪用した犯罪をいう。
図3-15 カード犯罪の認知・検挙状況の推移(平成5~14年)
事例
13年12月,千葉市内の風俗店従業員の中国人の女(44)は,同店において,ハンディスキマーと称される装置を使用して,客のクレジットカードの磁気ストライプ部分に記録された情報を不正に取得した。14年3月,女を支払用カード電磁的記録不正作出準備(取得)罪で検挙した(千葉)。
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