警察におけるITS


ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)とは、先端の情報通信技術等を用いて、人と道路と車両とを連携させたシステムです。

警察では道路交通の管理者として、道路交通における安全と円滑を図り、かつ、交通公害防止を目的にITSを積極的に推進しています。
 

UTMS【警察のITS】

 

UTMS(Universal Traffic Management Systems:新交通管理システム)とは、光ビーコン等の機能を活用して、路車間通信(V2I:Vehicle to Infrastructure)等により「安全・快適にして環境にやさしい交通社会」の実現を目指すシステムであり、警察庁ではITCS(高度交通管制システム)を中心に各サブシステムの整備等を推進しており、これらを連携させた最適な交通管理を目指しています。

UTMSの各サブシステム名から詳細説明を見ることができます。

 

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高度交通管制システムの写真
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ITCS(Integrated Traffic Control Systems)
高度交通管制システム

UTMSの心臓部として機能し、車載装置との双方向通信による情報を基に、交通情報の収集や最適な信号制御を行うシステム

 

接続機関における自動車からの緊急通報の取扱いに関するガイドライン

接続機関における自動車からの緊急通報の取扱いに関するガイドライン(32KB)(2018年5月11日)

 

自動運転の実現に向けた取組【研究開発】

自動運転技術については、交通事故の削減、渋滞の緩和等に不可欠な技術と考えています。

警察としても、わが国の道路環境に応じた自動運転が早期に実用化されるよう、その進展を線する観点から各種取組を実施しています。

総合科学技術・イノベーション会議※1が司令塔となり、省庁の枠にとらわれず、社会的な課題解決の鍵となる技術の開発を推進するプログラムとして平成26年(2014年)5月に創設されたSIP※2においては、研究開発の対象となる課題の一つとして「自動走行システム」を掲げ各種取組が行われました。

平成30年度から始まった第2期SIPでは、既存SIPのコンセプト、制度等を踏襲し、新たな課題。目標を定め、自動運転に関しては、「自動運転(システムとサービスの拡張)」として研究開発が開始されました。

警察庁では、自動運転車に対する信号情報の提供や右左折時における車・歩行者等の情報提供については、UTMSのサブシステムを高度化させることで実現すべく、既存のUTMSとの連携、効率的な整備の在り方等を加味して検討を進めています。
 

※1:

 内閣総理大臣及び科学技術政策担当大臣のリーダーシップの下、総合的・基本的な科学技術・イノベーション政策の企画立案及び総合調整を行うことを目的とした会議

※2:

 Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program(戦略的イノベーション創造プログラム)の略

 

ITSに関する国際協力の推進

ITSに関する研究開発や実用化に向けた技術は世界各国で日々進歩していることから、我が国においても、ITS-Japanを中心に産学官が協力し、技術情報の収集、交換、研究開発等を進めています。

警察庁では、欧州、アメリカ及びアジア太平洋を代表するITS団体が連携して毎年共同で開催しているITS世界会議等及びSIP-adus Workshopに参加し、UTMS(新交通管理システム)の先進性や有効性を広くアピールするとともに、各国とITSに関しての情報交換を行うなど協力関係を深めています。

また、平成11年9月に警察庁交通局と米国運輸省道路交通安全局との間で技術協力に関する取り決めを締結し、主に両国の交通管制技術、ITS施策等に関する発表、討議等を行っています。
 

お知らせ

※ 光ビーコンを活用した安全運転支援システム(DSSS)の運用終了について

光ビーコンを活用した安全運転支援システム(DSSS)(以下「光DSSS」という。)は、「信号見落とし防止支援」、「出会い頭衝突防止支援」、「追突防止支援」など、運転者に対して安全運転支援を行うシステムとして運用してきました。

光DSSSについて、関連部品の製造停止等により保守が難しい状況となっていることから、令和9年3月31日をもって運用終了とします。

なお、光ビーコンを用いて情報提供を行っている交通情報提供システム(AMIS)及び信号情報活用支援システム(TSPS)については継続して運用します。

また、光DSSSはセンサー下部通過時のスポットでの情報提供のみでしたが、これをITS無線路側機を活用して高度化し、交差点を含む電波を受信できる範囲にある車両に対する、リアルタイムの情報提供を可能としたITS無線路側機を活用したDSSSの整備を進め、運用しております。