SNS型投資詐欺
「著名人による無料の投資セミナー」「必ずもうかる」など、甘い言葉にご用心!
インターネット上に著名人の名前・写真を悪用した嘘の投資広告を出したり、「必ずもうかる投資方法を教えます」などとメッセージを送るなどして、SNSに誘導し、投資に関するメッセージのやりとりを重ねて被害者を信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」などという名目で、ネットバンキングなどの手段により金銭等を振り込ませる詐欺です。
一度だまされると、詐欺と気付くまで、お金を何度も振り込んでしまい、1,000万円以上の高額被害になってしまうことも。
このページでわかること
手口と被害の実態
手口の一例
被害の実態
※令和5年1月〜令和6年9月
被害者の年齢・性別
年齢
性別
男女共に50〜60歳代の被害が
半数を超えている
接触・連絡ツール
当初接触ツール(男性)
当初接触ツール(女性)
※上記グラフの他に法人3件あり(Instagram1件、LINE 1件、Facebook1件)
被害時の連絡ツール
(欺罔が行われた主たる通信手段)
実際の事例
Case 01
被害者:60代男性
被害額:合計約6,300万円
インターネット上で著名人が投資を勧める広告を発見し、広告をクリックしたところ、SNSのアカウントを送信する画面が現れ、著名人を自称する者とSNSアカウントを交換。
詳細を見るCase 02
被害者:50代女性
被害額:合計約1億円以上
SNS上で投資関係の広告を見つけてアクセスしたところ、著名人を名乗る者のSNSアカウントに誘導され、「投資グループの先生の言うとおりにすれば必ずもうかる。」などと言われ、投資グループ(サクラ多数)に加入した。
詳細を見るCase 03
被害者:60代女性
被害額:合計約2,000万円
動画配信サイトで新NISAに関する解説動画を視聴していた際、動画の概要欄に記載されていたURLアドレスをクリックしたところ、別のSNSのグループチャットへの参加を招待された。
詳細を見るCase 04
被害者:70代男性
被害額:合計約1億円以上
SNSで知り合った女性から、「今、投資するなら暗号資産がおすすめです」などと持ちかけられ、同人が勧める暗号資産取引アプリをダウンロード。
詳細を見るCase 05
被害者:60代女性
被害額:合計約1,400万円
投資コンサルを自称する男とSNSで知り合う。「モニター会員を募集しています」「絶対お得でもうかります」「もっと金額を増やしたら利益が出ます」
詳細を見るCase 06
被害者:70代女性
被害額:合計約4,500万円
著名人を自称する者やその助手を自称する者とSNSで知り合う。グループチャットでやり取りをするうち、相手の言葉を信じて指定された口座に複数回振り込み入金してお金をだまし取られた。
詳細を見るCase 01
被害者:60代男性
被害額:合計約6,300万円
インターネット上で著名人が投資を勧める広告を発見し、広告をクリックしたところ、SNSのアカウントを送信する画面が現れ、著名人を自称する者とSNSアカウントを交換。その後、著名人を自称する者から「私のアシスタントを紹介する。」と連絡があり、著名人のアシスタントを自称する者ともSNSアカウントを交換。
「金の投資価値が高まっています」
「今が投資のチャンスです」
「必ず儲かります」
「投資サイトを開設しましょう」
などとSNSを通して2人から連絡が。
この話を信用した男性が投資の専用サイトを開設し、指定された口座に振り込み入金したところ、投資の専用サイト上で運用利益が上昇。「先生(著名人)の指示ならもっと儲けることができます。」などと要求がエスカレートし、合計約6,300万円をだまし取られた。
著名人や投資家になりすましたニセの投資広告をクリックすると、SNS上でのやり取りに移行し、犯人は言葉巧みに信用を得てお金をだまし取ります。詐欺広告にはご注意を。
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Case 02
被害者:50代女性
被害額:合計約1億円以上
SNS上で投資関係の広告を見つけてアクセスしたところ、著名人を名乗る者のSNSアカウントに誘導され、
「投資グループの先生の言うとおりにすれば必ずもうかる」
などと言われ、投資グループ(サクラ多数)に加入した。
投資グループで利用しているサイトの画面上では利益が出ていたこともあり、著名人のアシスタントを名乗る者などとのやり取りを重ねるうちに相手を信用してしまう。
投資であると信じてしまい、相手に言われるがまま、1億円以上を指定された口座に振り込み、電子マネーカード数百万円分を購入してコード番号を相手に送信するなどして合計1億円以上をだまし取られた。
サイト上で運用益が出ているように見せ、やり取りを重ねることで信用を得ようとしてきます。口座への振り込みだけでなく、電子マネーカードを購入させるといった手口も。
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Case 03
被害者:60代女性
被害額:合計約2,000万円
動画配信サイトで新NISAに関する解説動画を視聴していた際、動画の概要欄に記載されていたURLアドレスをクリックしたところ、別のSNSのグループチャットへの参加を招待された。
グループチャット内では、株取引に関する情報交換がされており、グループ上で知り合った者から投資や暗号資産の取引を誘われた。
「チャットの参加者はみな利益を得ています」
「必ず儲けが出ます」
「投資用アプリをインストールして下さい」
などと言われ、グループチャットで知り合った者が指定する口座への振り込みと暗号資産の送信により合計約2,000万円をだまし取られた。
犯人は投資用アプリやチャットでの会話から運用収益が上がっているよう見せかけてきます。更に収益を上げようと繰り返し振り込みを要求してくることも。
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Case 04
被害者:70代男性
被害額:合計約1億円以上
SNSで知り合った女性から、
「今、投資するなら暗号資産がおすすめです」
などと持ちかけられ、同人が勧める暗号資産取引アプリをダウンロード。
取引をする中で、
「保証金が必要です」
「この手続きには税金として●%の額がかかります」
などと言われ、指定された口座に複数回にわたって振り込んでしまい、合計1億円以上をだまし取られた。
出金するために「保証金」や「税金」の支払いが必要などと言ってお金の振り込みを要求してきます。投資のほか、「暗号資産」や「未公開株」などの誘い文句にも要注意!
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Case 05
被害者:60代女性
被害額:合計約1,400万円以上
投資コンサルを自称する男とSNSで知り合う。
「モニター会員を募集しています」
「絶対お得でもうかります」
「もっと金額を増やしたら利益が出ます」
などとSNSを通して連絡が。
男を信頼してしまっていた女性は、指定された口座に複数回振り込み入金。
要求はエスカレートし、合計約1,400万円だまし取られた。
ネットバンキングはいつでもどこでも手続きができるため、詐欺と気がつくまで何度も繰り返し振り込んでしまいがちです。
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Case 06
被害者:70代女性
被害額:合計約4,500万円
著名人を自称する者やその助手を自称する者とSNSで知り合う。グループチャットでやり取りをするうち、相手の言葉を信じて指定された口座に複数回振り込み入金してお金をだまし取られた。
さらに……
「お金を倍増させるプランがあります」
「上位クラスでの取引があります」
などと提案されて、信じてしまう。
ふたたびお金をだまし取られた後、「監督当局によって資金が差し止めされている。」などと言われて出金できなくなった。
一度振り込んでしまうと、お金を取り戻そうと、あとに引けなくなってしまうことも。
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気を付けるべきポイント
インターネットを通じた投資については、お金を振り込む前に、以下のポイントをチェック!
1つでも当てはまったら、お金を振り込む前に、迷わず警察に相談を!
投資先が実在しているか・
国の登録業者かどうか
紹介された業者が、実在する安全な業者かどうか見分けるため、金融商品取引業者等に登録されているかを確認しましょう。
無登録での金融商品取引業や暗号資産交換業は違法です。無登録業者と取引を行わないよう、ご注意ください。
※登録業者については、下記の金融庁ウェブサイトから簡単に確認できます。
Check
金融庁「無登録業者との取引は要注意!!
~無登録業者との取引は高リスク~
に載っていない業者は無登録業者です!
「必ずもうかる」「あなただけ」といった文言に注意
犯罪者は、こうした言葉を巧みに操ってあなたの心に付け込んできます。「必ずもうかる」「確実に利益が出る」といった儲け話や「あなただけ」に教える投資の勧誘といった誘いは、まず疑いましょう。
参考:
金融庁 「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/attention.html
Check
「必ず」「確実」「あなただけ」と言われた
投資を勧めている「著名人」が
なりすましでないか
著名人などになりすました詐欺広告をクリックして被害に遭うケースが相次いでいます。
著名人が無料で投資教室を開催したり、確実に利益が出る投資話を無料で教えたりすることは基本的にありません。お金を振り込んだりする前に、なりすましではないかまず疑い、本人の公式アカウントからの発信情報などを確認しましょう。
Check
「著名人による」「無料の」投資教室である
公式アカウントからの発信がない
投資に関係する「暗号資産」や「投資アプリ」等が実在するか
実在しない架空の「暗号資産」への投資を勧められたり、偽物の「投資アプリ」をインストールさせられたりするケースが相次いでいます。必ず、勧められた暗号資産や投資アプリの名前をインターネットで検索しましょう。
詐欺に使用されている架空の暗号資産であることや、偽物の投資アプリであることが口コミ等で分かる場合もあります。
Check
検索しても、勧められた「暗号資産」や「投資アプリ」が出てこない
振込先の口座に不審な点がないか
一般的に、投資話が本物であれば、
① 振込先として個人名義の口座を指定されること
② 振込先の口座が振込のたびに変わること
はまずありません。
どちらかまたは両方に当てはまる場合は、詐欺を疑い、迷わず警察に相談してください。
Check
個人名義の口座を指定された
振込先の口座が振込のたびに変わっている