令和7年9月末における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)
2025年11月5日(水)
特殊詐欺の概要について(令和7年9月末時点)
認知件数・被害額が前年同期比で大幅増加
〇
認知件数20,057件(前年同期比+5,758件、+40.3%)、被害額965.3億円(前年同期比+551.9億円、+133.5%)
主な要因
ニセ警察詐欺による被害が依然として顕著
〇
認知件数は7,608件(特殊詐欺全体の37.9%)、被害額は661.2億円(特殊詐欺全体の68.5%)
〇
当初接触ツールの約7割が携帯電話への架電
〇
性的な被害を伴うニセ警察詐欺が引き続き発生
SNS型投資詐欺の概要について(令和7年9月末時点)
認知件数・被害額が7、8、9月で急増
〇
認知件数5,942件(前年同期比+819件、+16.0%)、被害額773.1億円(前年同期比+69.7億円、+9.9%)
〇
単月でみると、 7月から認知件数・被害額が急増し、8月はともに過去最多を記録したが、今月も前月を上回る
主な要因
「YouTube」に掲載された広告からの被害が最多
〇
「YouTube」×「バナー等広告」については、令和7年3月から継続して増加
単月の認知件数は193件(前月比+46件、+31.3%)
単月の被害額は36.3億円(前月比+12.6億円、+53.0%)
〇
単月でみると、「YouTube」を当初接触ツールとする被害のうち、約9割が「株投資」名目
SNS型ロマンス詐欺の概要について(令和7年9月末時点)
認知件数・被害額が前年同期比で大幅増加
〇
認知件数3,964件(前年同期比+1,360件、+52.2%)、被害額376.0億円(前年同期比+102.1億円、+37.3%)
〇
「マッチングアプリ」を当初接触ツールとする被害のほか、「暗号資産送信型」を交付形態とする被害の増加が主な要因
主な要因
「マッチングアプリ」からの被害が最多
〇
「マッチングアプリ」からの被害が約3割を占める
単月の認知件数は179件(前月比+11件、+6.5%)、単月の被害額は19.0億円(前月比+7.2億円、+60.6%)
〇
単月でみると、「マッチングアプリ」を当初接触ツールとする被害のうち、半数以上が「暗号資産投資」名目