令和7年上半期における特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況について(暫定値)
2025年8月4日(月)
特殊詐欺の概要について(令和7年上半期)
令和7年上半期の認知件数・被害額は前年同期比で増加
認知件数13,213件(+4,256件、+47.5%)。被害額597.3億円(+369.4億円、+162.1%)
主な要因
警察官等をかたり捜査(優先調査)名目で現金等をだまし取る手口による被害が顕著
〇
認知件数は4,737件(特殊詐欺全体の35.9%)、被害額は389.3億円(同65.2%)
〇
年代別では30代が973件と最多、次いで20代が884件と、若い世代に被害が拡大
〇
主たる被害金等交付形態別ではインターネットバンキング(IB)利用の被害額が176.2億円と、ニセ警察詐欺全体の45.2%を占め、被害額増加の主な要因
SNS型投資詐欺の概要について(令和7年上半期)
〇
認知件数2,884件(-702件、-19.6%)
〇
被害額351.2億円(-153.3億円、-30.4%)
SNS型ロマンス詐欺の概要について(令和7年上半期)
〇
認知件数2,461件(+937件、+61.5%)
〇
被害額239.6億円(+82.4億円、+52.4%)
SNS型投資詐欺の減少の要因
〇
当初接触手段でバナー等広告が866件(-1,016件、-54.0%)と大幅減
〇
振込型が266.4億円(-179.2億円、-40.2%)と被害額減少の主な要因
SNS型ロマンス詐欺の増加の要因
〇
当初接触ツールはマッチングアプリ796件(+259件、+48.2%)、Instagram575件(+233件、+68.1%)、Facebook473件(+135件、+39.9%)と全体的に増加
〇
暗号資産送信型が94.0億円(+72.2億円、331.1%)と被害額増加の主な要因