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城島茂特別防犯支援官が呼びかけ
「年齢に関係なく被害が広がる今こそ、家族の絆で詐欺被害を防ぎましょう」

2025年10月5日

 「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺等に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
 この度、千葉県警察が「『見破れ!ニセ警察詐欺』電話de詐欺被害防止イベント」を開催、警察庁特別防犯支援官の城島茂氏が登場し、会場の来場者と一緒にクイズを交えながら電話de詐欺の実態を学び、最新の手口や被害防止策をわかりやすく紹介しました。

イベントレポート

クイズで学ぶ、電話de詐欺の実態と危険性

 イベントでは、城島支援官が会場の参加者に向けてヒント等を出しつつ、「電話de詐欺」や「ニセ警察詐欺」に関するクイズを実施しました。
 令和6年の全国での特殊詐欺認知件数は 約2万1千件、被害総額は 約720億円 にのぼる現状が紹介されると、城島氏は「前年と比べて認知件数、被害額ともに増加しているんですね」と驚きを交えてコメント。さらに千葉県では、昨年の認知件数が 944件(全国ワースト7位)、被害額は約42億円(全国ワースト5位)にのぼることが明らかにされ、また、最も多い手口として「オレオレ詐欺」が挙げられました。城島氏は、以前自身が行った和歌山県での啓発活動を紹介し、「地域のコンビニ各社と協力して防犯意識を高めたことが、被害防止につながった」と振り返りました。
 続いて、警察官を名乗る「ニセ警察詐欺」の実態について、グラフや映像を交えながら解説が行われました。この手口は、特殊詐欺認知件数全体の約7割を占めるほど増加しており、犯人がLINEを使って「あなたの口座が犯罪に使われている」等と騙り、“事情聴取”を装って不安を煽るといった特徴があります。実際に、AIによるLINE上での詐欺被害体験も行われ、城島氏が実演。「何も知らずに警察を名乗る相手から連絡が来ると、驚いて正常な判断ができなくなりますね」と、手口の危険性を強調しました。また、「警察はLINEで連絡を取ることは絶対にありません。金銭を要求することも絶対にありません。犯人は不安をあおってきますが、一人で悩まずにご家族や友人に相談してください」と呼びかけました。
 ニセ警察詐欺の被害者の年齢層に関するクイズでは、最も多かった年代が「30歳代」であることが紹介されました。これを受けて、城島氏は「特殊詐欺の被害者は高齢者だと思っているかもしれませんが、LINEを使っている方は若い世代の方が多いですから、皆さんも被害に遭う可能性が高いです」と述べ、もはや高齢者だけの問題ではないことを訴えました。
 最後のクイズでは、犯人が使用する電話の多くが「国際電話」であることが紹介されました。これを受けて、城島氏は「普段、国際電話を使う機会のない方は、国際電話の着信ブロック申請を行ってください。固定電話が対象で、無料で手続きできます。」と、被害防止の具体策を紹介しました。
 イベントの締めくくりに、城島氏は「電話de詐欺の被害に遭わないために一番大切なのは、犯人からの電話に出ないことです。どんなに注意していても、電話に出てしまえば被害に遭う危険があります。家族や友達など、周りの人と声を掛け合って防犯意識を高めましょう」と呼びかけました。

■ 国際電話利用契約の利用休止申請
WEBサイトからのお手続き:https://www.kokusai-teishi.com
すでに多くの方に利用休止のお申込みをいただいております。この機会にぜひお手続きください。

開催概要

  • 催事名:『見破れ!ニセ警察詐欺』電話de詐欺被害防止イベント
  • 実施日:2025年10月5日(日)
  • 実施会場:テラスモール松戸
  • 出席者:警察庁 特別防犯支援官 城島 茂氏

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