松本利夫 特別防犯支援官が彦根でのダンス体験会＆広報啓発に出席
ゲストダンス講師にGENERATIONSの中務裕太氏も参加

　「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦～」プロジェクトチーム（略称：SOS47）は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
　この度、特別防犯対策監の杉良太郎氏が発端となり、彦根市の協力のもとダンス体験会が開催され、松本利夫特別防犯支援官がダンス講師を務めました。さらにゲストダンス講師として、GENERATIONSの中務裕太氏も参加し、彦根市在住の小中高生にダンスレッスンを行った後、特殊詐欺についての注意喚起を行いました。

イベントレポート

松本支援官「犯罪実行者募集は、バイトではなく犯罪です。1回でも手を出すと捕まって皆さんの人生が台無しになりますので、絶対に手を染めてはいけません！」

　ダンス体験会後、松本支援官は、「皆さん、『オレオレ詐欺』って聞いたことありますよね。では、『犯罪実行者募集』という言葉は知っていますか？あまり知らないですよね。犯罪実行者募集は『闇バイト』なんて言われていますが、バイトではなく犯罪です。1回でも手を出すと捕まってしまいますので、簡単にお金を稼げるという甘い言葉を信じないでください！」と注意喚起を行いました。
　続けて、「一度でも応募してしまうと、皆さんの学生証や住所などの個人情報を元に脅されて、逮捕されるまで抜け出せなくなってしまいます。 応募してしまうと、特殊詐欺犯人の使い捨ての駒として利用されてしまいます。例えば、『受け子』や『出し子』といったものがありますが、皆さん 聞いたことはありますか？被害者から現金を受け取るのが『受け子』、被害者に振り込ませた現金をATMから引き出すのが『出し子』ですが、 こういった特殊詐欺の多くは高齢者が標的にされています。皆さんも自宅に帰ったら、ご家族で被害に遭わないために何が出来るか、ぜひ話し 合っていただければと思います。」と呼びかけました。
　さらに、「皆さんの中でNTT西日本をお使いの方で、70歳以上、もしくは70歳以上の方と同居している方に、無料で『ナンバーディスプレイ』と 『ナンバーリクエスト』という、被害防止に効果的なサービスが使えるようになっています。詳しくは、本日お配りしたSOS47のチラシをご確認 ください。」と対策を呼びかけました。

　また、FIDA GOLD CUP 2023で優勝を飾った「YDK65」が青森県から駆け付け、特殊詐欺撲滅の注意喚起をラップに乗せたオリジナル楽曲「ダメ！ダメ！特殊詐欺」に合わせたダンスを披露しました。

杉対策監「簡単に稼げるなんてうまい話はありませんので、皆さん甘い誘いには乗らないようにしましょう。」

　最後に、杉対策監から、「心身ともに健康で生きるためには、皆さんのように若いうちから体を動かすことが大切です。今回をきっかけに、健康作りや目標作りの手助けとなれば嬉しいです。また特殊詐欺も、皆さんはインターネットをよく見ると思いますが、良いこともあるけれども悪い誘いもあります。これから成長し高校や大学などに通うようになると、簡単に稼げるバイトがあるなどと言って誘われる機会があるかもしれません。簡単に稼げるなんてうまい話はありませんので、皆さん甘い誘いには乗らないようにしましょう。保護者の皆さんも、自分は騙されないと思わず、少しでもおかしいと思ったら警察や周りの家族などに相談してください。」と呼びかけました。