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杉良太郎特別防犯対策監をはじめ、各特別防犯支援官が特殊詐欺撲滅に向けて呼び掛け「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム 決起集会2021を開催!

~ストップ・オレオレ詐欺47家族の絆作戦~

2021年12月3日

「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム

警察庁「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に広報啓発活動を行っています。
この度、「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチームの決起集会2021が都内で開催され、特別防犯対策監(永久委嘱)の杉良太郎氏をはじめ、特別防犯支援官の伍代夏子氏、城島茂氏、EXILE 松本利夫氏、吉原朝馬氏、飯豊まりえ氏、乃木坂46 山崎怜奈氏、AKB48 向井地美音氏、SKE48 斉藤真木子氏、NMB48 小嶋花梨氏、STU48 石田千穂氏が登壇し、それぞれの活動を通しての特殊詐欺撲滅に対する想いや今後の活動への意気込みについて語るとともに、新たに制作した特殊詐欺の手口紹介動画の発表を行いました。

イベントレポート

杉対策監「まだまだ特殊詐欺被害の撲滅には至りません」

まず初めに、国家公安委員会委員長の二之湯智氏より挨拶として、平成30年9月のSOS47発足以降の啓発活動に対して感謝を述べた上で、「特殊詐欺被害を撲滅するためにはさまざまな年代の方に協力してもらい、家族の絆で詐欺被害を減らすことが重要です。今後も広報啓発活動を一層推進していきますので、お力添えをお願いいたします。」と特殊詐欺対策の一層の推進を表明しました。
その後、杉対策監は挨拶のなかでSOS47の活動について、「特殊詐欺根絶のためSOS47を立ち上げて3年が経ちましたが、残念ながら被害額や被害件数はそれほど減少していません。まだまだ撲滅に至っていないのが現状です。特殊詐欺を行う犯人は、巧みな話術で電話をしてきて、被害者は突然の電話にパニックになって特殊詐欺の被害に遭ってしまうケースが多いです。現在、お金を受け取る「受け子」などの犯人グループの下部組織の人だけでなく、主犯となる人を検挙するための方法も考えています。
このような犯罪を犯すと大きなリスクを伴うということを伝えることも必要です。SOS47メンバーは、各地を訪問し、防犯協会やメディアを通じて発信していますが、今後もより力を入れて各特別防犯支援官とともに特殊詐欺被害撲滅のために頑張っていきたいです。」と述べました。

杉特別防犯対策監

伍代支援官「被害がゼロになるまで国民の皆様へ向けて啓発活動をしていきます」

伍代支援官は、「SOS47は、結成して3年が経ちました。しかし、まだ特殊詐欺被害をゼロにできていません。特殊詐欺の犯人が捕まったというニュースを見ますが、なかなか詐欺グループの主犯となる人を捕まえることができず、悔しい思いをしています。ですが、どんなに手口が変わっても、私たちは被害がゼロになるまで国民の皆様に向けて啓発活動をしていきます。国民の皆様、気を付けてください。」と国民へ向けて呼びかけました。
その後の代表質問で、高齢者や若者へ呼びかける際の意識について聞かれた際、「高齢の方は60歳以上が騙されている件数が多いです。自分は大丈夫だと思い込んで、自分の判断で詐欺に遭ってしまうケースもあるため、口をすっぱくして啓発していきたいです。1人暮らしのご高齢の方に対しては呼び掛けが難しいため、町ぐるみでコミュニティを作るなどして、犯人から身を守ることが大切であることを今後も呼び掛けていきたいです。」と述べました。

城島支援官「さまざまな世代の方に特殊詐欺被害防止について伝えています」

城島支援官は、「SOS47で3年活動して、色々な地域のイベントに参加して、さまざまな世代の方に特殊詐欺被害防止について伝えています。最近は千葉のショッピングモールで呼び掛けを行い、家族連れの方など様々な世代の方に特殊詐欺について聞いていただくことができました。しかし、そのようなイベントでも、全国の中のほんの一部の方にしか伝えることができないため、日本全国にこのSOS47の活動を広めていけるように今後も頑張っていきたいと思っています。」と自身の活動の振り返りと、今後の意気込みについて語りました。
また、代表質問では、1人暮らしの高齢者の特殊被害を防ぐにはどのようにすればいいかについて聞かれ、「高齢者の方は人となかなか話さないことから寂しくなってしまい、怪しい電話でも息子だと思って話を聞いてしまうのだと思います。1人でどれだけ気を付けようと思っていても被害を防ぐのは難しいため、家族間のコミュニケーションを密にとったり、普段から詐欺のニュースをあえて話題に出したりして、身内で身内を守ることが大切です。」と、家族の絆の大切さについて述べました。

伍代支援官 城島支援官

EXILE 松本支援官「若い方も常に特殊詐欺防止を心がけてもらいたいです」

松本支援官は、「時代によって新たな特殊詐欺の手口が生まれてくるので、そこに対して考えていかないといけないなと思っています。やはり特殊詐欺の被害の多くは高齢者の方なので、高齢者の方が被害に遭わないよう心がけることも大切ですが、若い方も常に特殊詐欺被害防止を心がけてもらいたいです。」と述べました。
また、代表質問でこれから取り組んでいきたいことについて聞かれ、「先日、三重県の警察本部に行った際、県内では、65歳以上の高齢者の被害が80%以上である聞きました。やはり、高齢者の方が被害に遭わないために、若い方が高齢者を守るという自覚を持ってもらえるような活動に取り組んでいきたいです。」と、今後の取組について語りました。

吉原支援官「家族の絆で詐欺に勝つ、そして落語の力で詐欺に勝つ」

吉原支援官は、「先日、巣鴨のイベントで詐欺に勝つという詐欺落語を披露しました。これは3年前に作った落語なのですが、今は特殊詐欺の新たな手口が増えているようです。このような知識もつけながら、家族の絆で詐欺に勝つ、そして落語の力で詐欺に勝つということを広めていけるよう、先輩の皆さんのご指導をいただきながら頑張っていきたいです。」と今後の活動に対する意気込みを語りました。

EXILE 松本支援官 吉原支援官

飯豊支援官「1人1人の意識で被害が減ると思っています」

飯豊支援官は、「私もSOS47の活動を3年ほどさせていただいており、主に10~20代の皆さんに向けて、例えば、合言葉を決めるなど家族のルールを作るなどの行動をして、家族や親戚の方を守ってくださいということを伝えています。SOS47のCMやポスターにも出演しており、より多くの方の目に留まってほしいと思っています。まだまだ被害は減りませんが、皆さん1人1人の意識で被害が減ると思っています。そのため、これからも皆さんご協力をよろしくお願いします。」と国民に向けて特殊詐欺被害防止の協力を求めました。

乃木坂46 山崎支援官「多くの方にこの活動が広まっていることを日々実感しています」

山崎支援官は、「東京駅でのイベント活動やポスター制作などを通して、多くの方にこの活動が広まっていることを日々実感しています。私たちにできることは少ないかもしれませんが、それでもより多くの人に広めるという点で、この活動はとても意味のあることだと思いますし、これからもどんどん広めていくために頑張っていくのでよろしくお願いします。」と今後の活動に対する想いを述べました。
また、代表質問の際、若い方が加担してしまう「受け子」を減らすために必要なこと、家族の絆にまつわるエピソードを聞かれ、「詐欺に加担する若者が増えているというのは、背景に家庭内での問題があったり、最低賃金の問題があったりなどさまざまで、一筋縄ではいかないことだと思っています。しかし、人を傷つけてお金を手に入れて生活することは、あってはならないことだと思うので、どのようにして悪に手を染めずにお金を稼ぐのかを伝えることが必要だと思います。また、私は家族と日常的に連絡をとっており、合言葉を作っています。家族を守るためには、頻繁に家族とのコミュニケーションをとったり、録音機能がついた固定電話機を設置するといった対策をしたりすることが重要だと思います。」と述べました。

飯豊支援官 乃木坂46 山崎支援官

AKB48 向井地支援官「特殊詐欺は心にも深い傷を負ってしまいます」

向井地支援官は、「AKB48はちょうど1年前のこの時期に特別防犯支援官を委嘱していただきさまざまな活動をしてきましたが、その中でも私の印象に残っているのは、啓発動画の撮影で実際に被害者家族に話を聞いたことです。特殊詐欺はお金を失うだけではなく、心にも深い傷を負ってしまいます。そのような被害者を減らすために、私たちはまだまだこれから頑張らなければならないなと思ったので、来年も引き続き頑張りたいです。」と、今後の活動に対する意気込みを語りました。

SKE48 斉藤支援官「どんなことがあっても詐欺はいけないことです」

斉藤支援官は、「前回、私はリモートでSOS47の勉強会に参加させていただきました。今回は、初めてお会いするメンバーの方もいらっしゃいます。このような心強いメンバーと一緒に活動できることはとても嬉しいです。私自身、親も高齢になってきたことを実感しており、身内や近い親族のみんなを守るために日頃から啓発活動を頑張りたいです。どんなことがあっても詐欺はいけないことです。その思いをもって、これからも頑張っていきたいです。」と、SOS47メンバーとしての想いを語りました。

AKB48 向井地支援官 SKE48 斉藤支援官

NMB48 小嶋支援官「関西の被害が多いことに危機感を感じています」

小嶋支援官は、「私は、NMB48として主に関西で活動しています。特殊詐欺の被害件数は、4位が大阪府、5位が兵庫県と関西の被害が多いことに危機感を感じています。自分は騙されないと思いがちな若い方に、身近にこのような被害があるのだということを知ってもらいたいと思っているので、若い方により伝えやすいSNSを使って、特殊詐欺被害防止について今後も発信していきたいです。」と、若い方へ向けた啓発活動について述べました。

STU48 石田支援官「若い世代にできることは何かを考えて行動していきたいです」

石田支援官は、「私が所属しているSTU48は、瀬戸内7県で主に活動しています。昨年の12月には香川県で委嘱式を行い、詐欺被害の防止のポスターや動画の撮影を行うなどの活動を行いました。これからも、瀬戸内の方々に向けて、地元の県警とともにSOS47のメンバーとして若い世代にできることは何かを考えて行動していきたいです。」と、地元での特殊詐欺被害防止の啓発について語りました。

NMB48 小嶋支援官 STU48 石田支援官

SOS47 特殊詐欺の手口紹介動画をお披露目

本イベントで、新たに特殊詐欺の手口を紹介する啓発動画がお披露目されました。今回の動画は、「キャッシュカードを狙った詐欺編」、「還付金詐欺編」、「架空料金請求詐欺編」の3種類で、それぞれの手口と被害防止対策をドラマ仕立てで紹介するという内容で制作されました。これらの3種類は、特殊詐欺のなかでも近年、被害件数が非常に多い手口であり、まずは、特殊詐欺の手口の巧妙さを知ってもらい、騙されないための対策をとってほしいという思いが込められた動画です。
今回は、3種類の30秒Ver.のCMが会場で放映され、実際に動画に出演した吉原支援官は演じてみての感想を、聞かれ、「78歳の騙される役をやりましたが、相手が巧妙だと、これは騙されてしまうなとつくづく思いました。家族一丸となって立ち向かわないと彼らには勝てないので、テーマである家族の絆で詐欺に勝つということをより一層伝えていきたいです。」と、家族の絆の大切さを呼び掛けました。
また、本動画にAKB48のメンバーが出演していることを受けて、向井地支援官は、「この動画は詐欺の当事者となりうるような高齢者の方だけではなく、若い方にも見てほしい動画です。若い世代には、この動画を見て、家族や通りすがりのATMで電話をかけている人に声を掛けてあげないといけないと思ってほしいです。」と、述べました。

SOS47 特殊詐欺の手口紹介動画 SOS47 特殊詐欺の手口紹介動画

    ■2021年制作 啓発動画概要

  • ①キャッシュカードを狙った詐欺編

    特別防犯支援官 吉原朝馬
    特別防犯支援官 福岡 聖菜(AKB48)

  • ②還付金詐欺編

    特別防犯支援官 込山 榛香(AKB48)

  • ③架空料金請求詐欺編

    特別防犯支援官 佐々木 優佳里(AKB48)

開催概要

  • 催事名:
    「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム 決起集会2021
  • 実施日:2021年12月3日(金)
  • 実施会場:明治記念館
  • 出席者:
    国家公安委員会 委員長 二之湯 智 氏
    警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏
    特別防犯支援官 伍代 夏子 氏
       〃    城島 茂 氏
       〃    EXILE 松本 利夫 氏
       〃    吉原 朝馬 氏
       〃    飯豊 まりえ 氏
       〃    乃木坂46 山崎 怜奈 氏
       〃    AKB48 向井地 美音 氏
       〃    SKE48 斉藤 真木子 氏
       〃    NMB48 小嶋 花梨 氏
       〃    STU48 石田 千穂 氏
    ※順不同

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