文教大学サイバー防犯ボランティア

構成員

文教大学情報学部情報システム学科の学生及び教員 (22名)(令和4年末現在)

結成の経緯

 近年のインターネット環境をめぐっては、違法有害情報の増大、サイバー防犯ボランティア人材の育成に関する課題等があり、このような課題に対応するために、平成25年5月27日に「神奈川県警察と文教大学とのサイバー犯罪の防止に係る連携協力に関する協定」を締結した。この協定は、サイバー犯罪の防止に係る諸課題を解決し、安全・安心なインターネット利用環境を提供することを目的としたものであり、違法有害情報の対応のための補助システムの研究開発、若い世代のサイバー防犯ボランティア人材の育成が具体的な活動として挙げられている。
 これを受け、本協定におけるサイバー防犯ボランティア人 材の育成のため、文教大学サイバー防犯ボランティアを結成した。






 

活動の目的

 警察庁の「サイバー防犯ボランティア活動のためのマニュアル」においてサイバー防犯ボランティア団体の活動例として示されている、「教育活動」、「サイバー空間の浄化活動」、「広報啓発活動」を本サイバー防犯ボランティア団体の活動の目的として設定している。

活動の内容

・児童・生徒、保護者等を対象としたサイバー防犯教室
 子供たちのサイバー犯罪被害防止、サイバー空間の規範意識の醸成を図るため、神奈川県警察と協力し県内各地でサイバー教室を神奈川県内各地で実施している。
 サイバー教室の実施にあたっては、自分たちの小中学生時代の経験や実際に起きた事例等を取り入れるなど、子供たちが自分事として捉えやすいよう工夫を凝らしている。また、学校の要望をあらかじめ確認し、教室の内容に反映している。
・イベントなどでの広報啓発活動
 神奈川県警察が開催する子供向けのイベントに協力し、来場した子供たちを対象として、インターネットやスマートフォンに関わる危険性等に関するクイズ学習を行うなど、広報啓発活動を行っている。
・サイバー空間の浄化活動
 インターネット上で違法な情報や有害な情報を発見した場合に、インターネット・ホットラインセンター(IHC)や運営会社への通報や都道府県警察への情報共有するサイバーパトロール活動を行っている。
 活動にあたっては、違法情報・有害情報を検出する補助ツールを開発し効率的に業務を行うことができるようにしているほか、他のサイバー防犯ボランティア団体に対してもシステムの提供を行っている。

参考

平成25年 神奈川県知事表彰 (大学発政策提案制度による神奈川県への政策提案)
平成26年 文教大学パブシティオブ・ザ・イヤー2014審査員特別賞
平成28年 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課長感謝状
     (サイバー空間の浄化活動への貢献)
平成29年 神奈川県警察本部サイバー犯罪対策課長感謝状
     (サイバー空間における規範意識醸成への貢献)
平成29年 神奈川県警察本部サイバー犯罪対策課長表彰
     (CTF神奈川2017における人材育成への貢献)
平成29年 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課長感謝状
     (サイバー空間の浄化活動への貢献)
平成30年 警察庁生活安全局長感謝状(サイバー空間の浄化活動への貢献)
平成30年 神奈川県警察本部サイバー犯罪対策課長表彰
     (CTF神奈川2018における人材育成への貢献)
令和元年 神奈川県警察本部生活安全部長感謝状
     (サイバー空間の安心安全の確保への貢献)
令和元年 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター表彰
     (CTF神奈川2019における人材育成への貢献)
令和元年 内閣総理大臣表彰(安全安心なまちづくり関係功労者表彰)
令和元年 「令和2年度版 警察白書」に活動内容が掲載
令和2年 神奈川県警察本部長メダル
令和2年 広島県警察本部生活安全部感謝状
     (サイバー空間の環境浄化に多大な貢献)
令和3年 愛知県警察本部生活安全部長感謝状
     (SNSを利用した防犯対策の推進に大きく貢献)