コラム<6> 犯罪被害者週間の実施
内閣府において,犯罪被害者週間(11月25日から12月1日まで)における集中的な広報啓発事業を実施しています。
8回目となる平成25年度の内閣府事業としては,12月1日に東京(中央イベント)で「家族を失うということ」をテーマとして家族を殺人事件で失った遺族3名によるパネルディスカッションを開催するなどしたほか,島根県(11月8日),大分県(11月29日)とも共催で,犯罪被害者遺族からの講演,支援担当者などを含めたパネルディスカッションなどの啓発事業を実施しました。これら開催状況などについては,ホームページ上で公開しております(http://www8.cao.go.jp/hanzai/kou-kei/houkoku_h25/index.html)。
今年度は,平成22年に決定した「犯罪被害者等支援シンボルマーク」に愛称がなかったため,国民が犯罪被害者等に係る問題をより身近なものと意識できるようにすること等を目的として愛称を募集したところ,応募作品は2,113点に上りました。この中から,石川県の平良涼夏さんの「ギュっとちゃん」が最優秀作品として,中央イベントにおいて森まさこ内閣府特命担当大臣から表彰されました。
また,平成19年度以降例年のことですが,犯罪被害者等に関する標語も募集しました。平成25年度は応募作品3,570点の中から大阪府の河西英文さんの「支える手 寄り添う心 あなたから」が最優秀作品として選ばれ,同じく中央イベントで森大臣から表彰されました。この最優秀賞作品を用いた犯罪被害者週間のポスター等を全国の地方公共団体に送付し,東京都内であれば,地下鉄や関係諸機関,大学等で掲示しました。
また,今年は,各都道府県が独自に実施された啓発事業についても情報を集約し,内閣府犯罪被害者等施策推進室ホームページやフェイスブックで広報しました。
最終的には,全都道府県で講演会,パネル展示等様々な活動が展開されたところです。
内閣府は,今後も,11月25日から12月1日の「犯罪被害者週間」の広報啓発が,全国をあげての取組として周知が図られるよう努めてまいりたいと考えています。