問18(1) 事件後関わりのあった人(複数回答)
事件後に関わりのあった人を尋ねたところ、類型にかかわらず、事件から1年以内では「捜査や裁判等を担当する機関の職員」(殺人・傷害等52%、交通事故28%、性犯罪41%)、「加害者関係者」(殺人・傷害等46%、交通事故55%、性犯罪41%)、「家族、親族」(殺人・傷害等43%、交通事故40%、性犯罪46%)と「友人、知人」(殺人・傷害等35%、交通事故29%、性犯罪50%)と関わりがあったとする人の割合が多い。
事件から1年以降では、いずれの類型においても、「加害者関係者」(殺人・傷害等25%、交通事故25%、性犯罪15%)や「捜査や裁判等を担当する機関の職員」(殺人・傷害等25%、交通事故10%、性犯罪21%)と関わりを持ったとする人の割合が減っているが、「友人、知人」(殺人・傷害等35%、交通事故25%、性犯罪44%)や「家族、親族」(殺人・傷害等44%、交通事故33%、性犯罪49%)と関わりがあるとする回答者は、事件から1年以内とほぼ変わらない数値となっている。
被害者との関係別、あるいは被害からの経過年数別にみても、全体的な傾向に大きな違いはみられない。
○事件後関わりのあった人(類型別)
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
○事件後関わりのあった人(被害者との関係別)
<自身>
<家族>
<遺族>
<自身>
<家族>
<遺族>
○事件後関わりのあった人(経過年数別)
<3年未満>
<3年以上>
<3年未満>
<3年以上>
問18(2) 二次的被害を受けたと感じた対象者【ベース:関わりのあった人】(複数回答)
関わりのあったという人に、二次被害を受けたと感じた対象者を尋ねたところ、事件から1年以内に「加害者関係者」によって傷つけられることが多かったとするのは、殺人・傷害等で53%、交通事故で30%、性犯罪で28%(18名中5名)、「捜査や裁判等を担当する機関の職員」によって傷つけられることが多かったとするのは、殺人・傷害等で29%、交通事故で19%、性犯罪で33%(18名中6名)、「世間の声」によって傷つけられることが多かったとするのは、殺人・傷害等で43%(7名中3名)、交通事故で31%(13名中4名)、性犯罪で33%(6名中2名)となっている。これらは、いずれの類型においても、傷つけられることが多かったとする人の割合が比較的多い項目である。
事件から1年以降、関わりのあったとする人は総じて少なく、多くの項目でサンプル数が少なくなっているが、全体的な傾向として、事件から1年以内と同様に「加害者関係者」(殺人・傷害等で43%(14名中6名)、交通事故で26%、性犯罪で17%(6名中1名))や「捜査や裁判等を担当する機関の職員」(殺人・傷害等21%(14名中3名)、交通事故15%、性犯罪で25%(8名中2名))によって傷つけられることが多かったする人が多い。
また、家族や友人、職場や地域の人など、普段の生活から身近な人々からも傷つけられたと感じた人も一定割合を占めている。
被害者との関係別、被害からの経過年数別にみても、全体的な傾向に大きな違いはみられない。
○二次的被害を受けたと感じた対象者(類型別、事件から1年以内)
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
※性犯罪では、事件以後「報道関係者」と関わりのあったとする人はいない。
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
○二次的被害を受けたと感じた対象者(類型別、事件から1年以降)
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
<殺人・傷害等>
<交通事故>
<性犯罪>
○二次的被害を受けたと感じた対象者(被害者との関係別、事件から1年以内)
<自身>
<家族>
<遺族>
○二次的被害を受けたと感じた対象者(被害者との関係別、事件から1年以降)
<自身>
<家族>
<遺族>
○二次的被害を受けたと感じた対象者(経過年数別、事件から1年以内)
<3年未満>
<3年以上>
○二次的被害を受けたと感じた対象者(経過年数別、事件から1年以降)
<3年未満>
<3年以上>
戻る > 目次 次へ > 3-2-7.今後実現・充実させていくことが望ましい施策について