第3章 Web調査結果

2.類型別調査結果

3)経済状況について(問9~12)

問9 現在の生活の経済的な状況

 現在の生活の経済的な状況をみると、いずれの類型においても「どちらともいえない」(殺人・傷害等34%、交通事故44%、性犯罪32%)との回答が最も多くなっており、全体的な傾向に大きな違いはみられない。一般対象者と比較しても同様である。

 昨年度調査と比較すると、殺人・傷害等で生活に困っているとする人の割合(昨年度27%、今年度45%)がやや多くなっている他は、全体的な傾向に大きな違いはみられない。

 被害者との関係別、被害からの経過年数別にみても、全体的な傾向に大きな違いはみられない。

○現在の生活の経済的な状況(類型別)

現在の生活の経済的な状況(類型別)
昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(類型別)

昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(類型別)

○現在の生活の経済的な状況(被害者との関係別)

現在の生活の経済的な状況(被害者との関係別)
昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(被害者との関係別)

昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(被害者との関係別)

 

○現在の生活の経済的な状況(経過年数別)

現在の生活の経済的な状況(経過年数別)
昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(経過年数別)

昨年度調査結果:現在の生活の経済的な状況(経過年数別)

 

問10 被害にあう前の年収(家族と同居していた場合は世帯収入)

 被害にあう前の年収を尋ねたところ、殺人・傷害等で54%、交通事故で67%、性犯罪で60%が年収300万円以上としている。現在の年収と比較すると、殺人・傷害等(65%)と性犯罪(70%)で、年収300万円以上とする割合がやや少なくなっている。

 被害者との関係別、被害からの経過年数別でみても、自身、家族と遺族、また3年未満と3年以上で全体的な傾向に大きな違いはみられない。

○被害にあう前の年収(類型別)

被害にあう前の年収(類型別)

○現在の年収(既出)

現在の年収(既出)
昨年度調査結果:被害にあう前の年収(類型別)

昨年度調査結果:被害にあう前の年収(類型別)

○被害にあう前の年収(被害者との関係別)

被害にあう前の年収(被害者との関係別)
昨年度調査結果:被害にあう前の年収(被害者との関係別)

昨年度調査結果:被害にあう前の年収(被害者との関係別)

○被害にあう前の年収(経過年数別)

被害にあう前の年収(経過年数別)
昨年度調査結果:被害にあう前の年収(経過年数別)

昨年度調査結果:被害にあう前の年収(経過年数別)

 

問11 事件後から現在までに受けた給付や支給(複数回答)

 事件から現在までに受けた給付や支給を類型別にみると、交通事故による被害で自動車保険(68%)や生命保険(28%)の支給を受けたとする人の割合が多くなっており、殺人・傷害等と性犯罪による被害では無回答(いずれの給付や支給を受けていない人を含む)が約50%と多い。

 昨年度調査においても、交通事故で「自動車保険の支給」(62%)と生命保険の支給(29%)が多く、全体的な傾向に大きな違いはみられない。

 被害者との関係別、被害からの経験別にみると、いずれの類型においても、「自動車保険の支給」が最も多くなっており、次いで「生命保険の支給」となっており、自身が被害にあわれた方(65%)で「自動車保険の支給」を受けたとする人の割合が、家族(59%)や遺族(48%)よりやや多いこと以外に、全体的な傾向に大きな違いはみられない。

 受けた給付や支給について、事件との関連を尋ねたところ、「奨学金など民間団体からの給付」以外、ほぼ全ての給付や支給について「事件と関連がある」と回答した人が多数を占める。

○事件後から現在までに受けた給付や支給と事件との関連性(類型別)

事件後から現在までに受けた給付や支給と事件との関連性(類型別)

※ほぼすべての項目において受けた給付や支給と事件との関連性が高いことから、被害者との関係別、被害からの経過年数別の集計結果については割愛する。

○事件後から現在までに受けた給付や支給(類型別)

事件後から現在までに受けた給付や支給(類型別)
昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(類型別)   

昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(類型別)

○事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別)

事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別)
昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別) 

昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別)

○事件後から現在までに受けた給付や支給(経過年数別)

事件後から現在までに受けた給付や支給(経過年数別)
昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別)

昨年度調査結果:事件後から現在までに受けた給付や支給(被害者との関係別)

 

問12 事件に関する様々な出来事の経験有無(複数回答)

 事件に関する様々な出来事の経験有無を尋ねたところ、全体的な傾向として、「事件に関して捜査が行われた」(殺人・傷害等59%、交通事故55%、性犯罪71%)、「加害者から謝罪があった」(殺人・傷害等26%、交通事故56%、性犯罪30%)、「加害者から示談金・賠償金が支払われた」(殺人・傷害等20%、交通事故47%、性犯罪34%)とする人の割合が他の項目よりも多くなっている。

 類型別にみると、交通事故の56%が「加害者から謝罪があった」、47%が「加害者から示談金・賠償金が支払われた」としており、殺人・傷害等(26%、20%)や性犯罪(30%、34%)よりもその割合が多くなっている。また、殺人・傷害等で37%、性犯罪で36%が「加害者が逮捕された」としており、交通事故(12%)より多くなっている。

 被害者との関係別にみると、いずれの類型においても、「事件に関して捜査が行われた」(自身53%、家族56%、遺族81%)、「加害者から謝罪があった」(自身51%、家族53%、遺族42%)、「加害者から示談金・賠償金が支払われた」(自身46%、家族43%、遺族42%)とする人が多く、遺族の間で「加害者が逮捕された」(50%)がやや大きいことを除けば、全体的な傾向に大きな違いはみられない。

 被害からの経過年数別にみても、同様に「事件に関して捜査が行われた」(3年未満56%、3年以上56%)、「加害者から謝罪があった」(3年未満54%、3年以上52%)、「加害者から示談金・賠償金が支払われた」(3年未満44%、3年以上44%)とする人が多く、被害からの経過年数で大きな違いはみられない。

○事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)

<殺人・傷害等(n=65)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<殺人・傷害等>

<交通事故(n=552)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<交通事故>

<性犯罪(n=44)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<性犯罪>
昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)

<殺人・傷害等(n=67)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<殺人・傷害等>

<交通事故(n=435)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<交通事故>

<性犯罪(n=52)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(類型別)<性犯罪>

○事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)

<自身(n=356)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<自身>

<家族(n=328)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<家族>

<遺族(n=52)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<遺族>
昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)

<自身(n=263)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<自身>

<家族(n=281)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<家族>

<遺族(n=40)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(被害者との関係別)<遺族>

○事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)

<3年未満(n=250)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)<3年未満>

<3年以上(n=386)>

事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)<3年未満>
昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)

<3年未満(n=212)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)<3年未満>

<3年以上(n=312)>

昨年度調査結果:事件に関する様々な出来事の経験有無(経過年数別)<3年以上>

 

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