問17(1) 事件後から現在までに関わりのあった人(複数回答)
この1年間に関わりのあった人を尋ねたところ、類型にかかわらず、「近所、地域の人」(殺人・傷害等で50%、交通事故で48%、性犯罪で8名中1名)、「友人、知人」(殺人・傷害等で39%、交通事故で51%、性犯罪で8名中1名)、「家族、親族」(殺人・傷害等で46%、交通事故で57%、性犯罪で8名中1名)、「民間団体の人」(殺人・傷害等で40%、交通事故で45%、性犯罪で8名中3名)と関わりのあったとする人の割合が比較的多くなっている。その他、殺人・傷害等では、「報道関係者」が44%、交通事故による被害では、「加害者関係者」とする人が40%とやや多くなっている。
昨年度調査では、事件後1年以内と事件後1年以降とに分けて尋ねているが、昨年度と比較して、関わりがあったとする割合は総じて低くなっている。
被害者との関係別、被害からの経過年数別にみても、全体的な傾向に大きな違いはない。
○事件後から現在までに関わりのあった人(類型別)
<殺人・傷害等>
※昨年度調査では、事件から1年以内に関わりのあった人、及び事件の1年以降から昨年度の調査時点までに関わりのあった人を尋ね、今年度調査では、この1年間に関わりのあった人を尋ねている。
<交通事故>
<性犯罪>
○事件後から現在までに関わりのあった人(被害者との関係別)
<自身>
<家族>
<遺族>
○事件後から現在までに関わりのあった人(経過年数別)
<3年未満>
<3年以上>
問17(2) 二次的被害を受けたと感じた対象者【ベース:関わりのあった人】
全体的な傾向として、関わりがあったとする人のうち、「加害者関係者」(殺人・傷害等44%、交通事故73%)、「捜査や裁判等を担当する機関の職員」(殺人・傷害等8%、交通事故50%)、「世間の声」(殺人・傷害等11%、交通事故27%)によって「傷つけられることが多かった」とする人の割合が多くなっている。
また、家族や友人、職場や地域の人など、普段の生活から身近な人々からも傷つけられたと感じた人も一定割合を占めている。
全体的な傾向は昨年度調査と大きく変わっていない。
また、被害者との関係別、被害からの経過年数別にみても、全体的な傾向に大きな違いはみられない。
○この1年間に二次的被害を受けたと感じた対象者(類型別)
<殺人・傷害等>
<交通事故>
※性犯罪については、サンプル数が少ないため割愛。
<殺人・傷害等> 事件から1年以内
<殺人・傷害等> 事件から1年以降
<交通事故> 事件から1年以内
<交通事故> 事件から1年以降
○この1年間に二次的被害を受けたと感じた対象者(被害者との関係別)
<自身>
<家族>
<遺族>
○この1年間に二次的被害を受けたと感じた対象者(経過年数別)
<3年未満>
<3年以上>
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