令和元年10月24日
警察庁犯罪被害者等施策担当参事官室
警察庁では、犯罪被害者等が置かれている状況などについて、国民の皆様の理解を深めるため、毎年、11月25日から12月1日までを「犯罪被害者週間」として、広報啓発事業を実施しています。今年度使用する「標語」及び広報啓発事業の開催について、お知らせします。
1.「令和元年度犯罪被害者等に関する標語」の決定について
(1)概要
犯罪被害者等の置かれている状況や、犯罪被害者等に対する支援の大切さなどを分かりやすく簡潔に表現した標語を募集したところ、計3,623点の作品の応募をいただきました。
(2)審査結果
次のとおり今年度の標語を決定しました。今後、犯罪被害者週間のポスター等に使用するほか、各種広報啓発活動に使用します。
標語 | 「支えあい 勇気を出して 私から」 | ||
作者 | いとう しほ 伊藤 志保 |
さん | (11歳) 広島県 |
作品コンセプト
もし私が犯罪にあって困ったら、みんなに支えてもらいたいと思います。でも、困っている人に声をかけるのは勇気がいります。犯罪で困ったときにも支えあえる社会になるように、自分から声をかけようと思います。
(3)表彰等について
11月29日(金)に開催する「犯罪被害者週間」中央イベントにおいて、国家公安委員会委員長表彰を行う予定です。
2.「犯罪被害者週間」広報啓発事業の開催について
国民の皆様に犯罪等による被害について考えていただく機会として、フォーラムを全国3か所で開催します。
(1)中央イベント 11月29日(金) 星陵会館
(2)地方イベント
栃木大会 11月28日(木) パルティ とちぎ男女共同参画センター(共催 栃木県)
富山大会 11月21日(木) ボルファートとやま(共催 富山県)
(2)地方イベント
栃木大会 11月28日(木) パルティ とちぎ男女共同参画センター(共催 栃木県)
富山大会 11月21日(木) ボルファートとやま(共催 富山県)
- 各イベントの詳細については、別添資料又は犯罪被害者週間ホームページを御参照ください。
- 参加費は無料です。参加申込みは、「犯罪被害者週間」広報啓発事業を御覧ください。
別添資料
中央イベント
- 日時:11月29日(金) 13:30~16:50
- 会場: 星陵会館 (250人程度収容)
東京都千代田区永田町2-16-2 - プログラム概要
- 「標語」表彰式 国家公安委員会委員長表彰
- 基調講演 「附属池田小児童殺傷事件からの教訓」~子どもの安全を守るために~
本郷 紀宏 氏(平成13年大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件被害者御遺族) - パネルディスカッション 「地域における犯罪被害者等支援」~自治体と関係機関・団体との連携によるきめ細やかな支援の実現を目指して~
コーディネーター
大岡 由佳 氏(武庫川女子大学文学部心理・社会福祉学科准教授)
パネリスト
青木 聰子 氏(犯罪被害者御遺族、NPO法人犯罪被害当事者ネットワーク緒あしす代表)
北條 正崇 氏(弁護士、日本弁護士連合会犯罪被害者支援委員会委員、公益社団法人なら犯罪被害者支援センター理事)
鶴田 信子 氏(被害者支援都民センター心理相談担当責任者、公認心理師、臨床心理士、東京公認心理師協会司法領域専門委員)
木本 克己 氏(横浜市市民局人権課専任職(犯罪被害者等支援担当)、公認心理師、精神保健福祉士、臨床心理士)
栃木大会
- 日時:11月28日(木) 12:30~16:00
- 会場:パルティ とちぎ男女共同参画センター (250人程度収容)
栃木県宇都宮市野沢町4-1 - 主催:警察庁・栃木県・栃木県警察・公益社団法人被害者支援センターとちぎ
- プログラム概要
- 高額寄付者感謝状贈呈、自動販売機設置者感謝状贈呈、大切な命を守る作文コンクール受賞者・受賞作文発表
- 基調講演 「地域における被害者支援の充実を目指して」
安田 貴彦 氏(公益社団法人全国被害者支援ネットワーク顧問、京都大学総合生存学館特任教授、元警察大学校長) - パネルディスカッション 「被害者支援の気運をもりあげるために」
コーディネーター
辻 惠介 氏(武蔵野大学教授)
パネリスト
嶝口 知宏 氏(和歌山県県民生活課生活安全班長)
安田 貴彦 氏(公益社団法人全国被害者支援ネットワーク顧問)
工藤 光広 氏(栃木県警察本部県民広報相談課犯罪被害者支援室長)
和氣 みち子 氏(公益社団法人被害者支援センターとちぎ事務局長)
富山大会
- 日時:11月21日(木) 14:00~16:40
- 会場:ボルファートとやま (300人程度収容)
富山県富山市奥田新町8-1 - 主催:警察庁・富山県・富山県警察本部・(公社)とやま被害者支援センター
- プログラム概要
- 基調講演 「少年犯罪で息子を奪われた母の想い」
武 るり子 氏(少年犯罪被害当事者の会代表) - パネルディスカッション 「私たちにできる犯罪被害者支援」
コーディネーター
西尾 憲子 氏(高岡法科大学法学部法学科准教授)
パネリスト
大岡 由佳 氏(武庫川女子大学文学部心理・社会福祉学科准教授)
木村 なぎ 氏(性暴力被害ワンストップ支援センターとやまセンター長)
武 るり子 氏(少年犯罪被害当事者の会代表、基調講演者)
在田 吉宏 氏(公益社団法人富山青年会議所2019年度理事長)3.都道府県・政令指定都市等の犯罪被害者週間関連行事について
- 全国の都道府県・政令指定都市等の犯罪被害者週間の主な関連行事についても、令和元年度犯罪被害者週間関連行事に掲載しています。
- 基調講演 「少年犯罪で息子を奪われた母の想い」