第5章 安全かつ快適な交通の確保 

総合的な駐車対策の推進による都市の再生

(1)違法駐車の現状

 違法駐車は,幹線道路における交通渋滞を悪化させる要因となるだけでなく,歩行者等の安全な通行の障害となるほか,緊急自動車の活動に支障を及ぼすなど,住民の生活環境を害し,国民生活全般に大きな影響を及ぼしている(表5-11)。

 
表5-11 大都市圏における瞬間路上駐車台数(平成14年)

表5-11 大都市圏における瞬間路上駐車台数(平成14年)
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 また,違法駐車は,交通事故の原因ともなっており,平成14年中には駐車車両への衝突事故が2,569件発生し,102人が死亡している(表5-12)。

 
表5-12 駐車車両への衝突による交通事故の状況(平成14年)

表5-12 駐車車両への衝突による交通事故の状況(平成14年)
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 さらに,110番通報された苦情・要望のうち,26.6%が駐車問題に関するものであり,この問題への国民の関心の高さがうかがわれる。

 
違法駐車の実態

違法駐車の実態

 

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