第2章 生活安全の確保と警察活動 

第4節 少年の非行防止と健全育成

少年非行の概況

(1)少年非行情勢

 平成14年は,刑法犯少年の検挙人員が2年連続して増加したほか,凶悪犯,粗暴犯が依然として高水準で推移しているなど,非行の凶悪化・粗暴化の状況がうかがわれ,深刻な状況が続いている。
 昭和24年以降平成14年までの刑法犯少年の検挙人員,人口比の推移は,図2-16のとおりである。

 
図2-16 刑法犯少年の検挙人員,人口比の推移(昭和24~平成14年)

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 14年中の少年非行の状況は,以下のとおりである。
 ・刑法犯総検挙人員に占める少年の割合は40.8%で,前年に比べ1.8ポイント減少
 ・刑法犯少年の人口比は16.7で,前年に比べ0.7ポイント増加
 ・初発型非行(万引き,自転車盗,オートバイ盗及び占有離脱物横領の4罪種をいう。)で検挙した少年は10万2,134人(検挙人員全体の72.0%)
 ・触法少年(刑法)の補導人員は2万477人

 
図2-17 刑法犯少年の学職別検挙状況(平成14年)

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図2-18 刑法犯少年の包括罪種別検挙状況(平成14年)

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