第1章 組織犯罪との闘い 

エ 外国捜査機関等との連携

 我が国への銃器の密輸入を防ぐためには外国捜査機関等との連携が不可欠である。
 警察庁は,銃器取締りに関する国際協力の円滑化を図るとともに,関係国における適切な銃器規制に寄与するため,7年からODA事業の一環として,各国の実務担当者を毎年,東京に招いて「銃器管理セミナー」を開催してきた。14年も外務省との共催により6月18日,19日の2日間開催し,アジア・太平洋地域の7か国から18人を招き,我が国の銃器鑑定技術の紹介及び技術の移転を行った。
 また,国際銃器捜査の進展と情報交換等を目的として,5年から各国の捜査機関の幹部を招いて国際会議等を開催しており,今後も,連携を一層強化していく必要がある。

事例 ロシア極東地域の治安当局幹部との協議
 14年11月12日から15日までの4日間,ロシア極東地域と我が国の間のけん銃密輸入ルートの解明を図ることを目的として,ロシア極東地域の治安当局幹部を招へいし,両国の銃器対策を中心に協議を行った。

 
銃器管理セミナー

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