地域安全安心ステーション事業
広島県 |
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亀山南防犯パトロール隊 |
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構成員亀山南学区防犯組合連合会,自主防災会連合会など地域住民。 結成の経緯平成13年6月から「地域の子どもは地域で守り,健全育成を促す」ことを目的に,「地域安全」の腕章を着用して毎月1日を「街頭巡回日」として,子どもへのあいさつと安全指導を開始。それから,落書き除去活動や安全マップ作成など活動の幅を広げ,平成17年3月には,学区内に防犯パトロール隊を立ち上げてウォーキングパトロールを開始。その後,車両2台でのパトロールも実施するようになり,「亀山南防犯パトロール隊」として,「地域安全安心ステーション」モデル事業への応募に至る。 活動の目的犯罪や事故がなく,安全で安心して暮らせる地域を維持していくため,犯罪・事故・災害などを未然に防止するとともに,発生した犯罪などに対して的確に対応し,全ての団体・地域住民と手を携えて,子どもからお年寄りまで,安心して生活が営まれるよう活動を進める。 |
活動の内容平日はほぼ毎日,生徒がクラブ活動を終え少人数で下校する時間帯に,各地域で平均7人がウォーキングパトロールを行っているほか,車両2台での巡回パトロールを実施している。また,夏休みには,犯罪防止と少年健全育成の目的で夜間パトロールを行っている。このほか,地域安全マップを作成・配付したり,落書き消し活動,「不審者出没」注意喚起チラシの掲示をしたりと各種活動を積極的に展開している。 【活動に必要な物】 帽子・懐中電灯・タスキ |
活動上の問題点・解消方法
当初は,腕章を着用して自主パトロールをすることに慣れていなかったので,恥ずかしい感じがあり,また,「好きで廻っている」と人々に思われる気持ちもあり,小さくなってパトロールをしている様子であった。また,自分たちが不審者扱いされることもあり,子ども達に声かけをしても返事が返ってこないことも多く情けない気持ちであった。しかし,モデル事業実施地区に指定され,学区内に活動の趣旨が根付き,地域住民の盛り上がりもあって,構成員の今までの悩みや苦心も報われている。また,パトロールを「他の人から見て目立つ服装」で行うことで,地域内外の人たちから見て「防犯活動が熱心にされている地域」と一目で分かり,不審者の侵入が難しくなっていると感じている。子ども達に出会っても安心して挨拶に応えてもらえる。
関係機関・団体との連携方法
本パトロール隊は,防犯組合連合会,自主防災会連合会,社会福祉協議会,青少年健全育成連絡協議会で構成されているため,自ずと関係団体との連携が図られている。また,学区内の学校とも子どもの見守り活動等を通じて連携しており,管轄の安佐北警察署へも,都度,防犯教室や各種イベントでの連携を依頼している。
活動上の配慮事項
防犯活動は,2~3年間継続して結果が現れるものだと聞いています。私たち亀山南学区では,将来を担う子ども達と地域住民が安全で安心して「生活できる」ことを目指して地道に頑張りたいと思います。
参考
青色防犯パトロール車3台によるパトロールを実施中。
防犯パトロールのみならず,台風14号の被災地域の復旧作業に積極的に貢献。
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