地域安全安心ステーション事業
長野県 |
上田市南部地区防犯・防災協議会
|
構成員自治会役員、防犯指導員、消防団員他、関係団体役員 結成の経緯平成15年の夏祭りに暴走族が上田駅を占拠し市民に多大な不安を与えたことから、同年9月に暴走族対策会議を設立し、関係機関・団体による駅前パトロールを定期的に実施した結果、その効果が出たことから平成16年に上田市防犯協会が設立され、上田駅前及び南部地区の防犯・防災活動を積極的に実施している。 活動の目的上田駅前及び南部地区は、大型店舗、官公署、学校が所在し市の中核地域であり、暴走族の情勢は代替わり等で再結成等の動きもあることから強力な防犯活動が必要である。また、高齢者世帯も多く、防災面でも関係機関と連携し地域の安全確保と防犯・防災意識の高揚を図る。 |
活動の内容協議会メンバーは、各自治会役員をはじめ、各町・各種団体役員並びに地元小・中学校の校長・PTA役員等も網羅して編成され、地区/ 防犯研修会を通じて防犯意識の高揚を図ると共に、年2回の合同パトロールと自治会毎に夜間防犯パトロール(月1~2回)の実施を通じて安全な環境づくりを推進している。また、地元、清明小学校の安全・安心パトロール「安パト隊」に、管内区民420名が登録し、日々効果的な活動を展開している。消防団員による町別防災訓練を実施すると共に、季節毎の特別警戒パトロールも実施している。 【活動に必要な物】 活動用ベスト、Tシャツ、防寒コート、合図灯など。 |
活動上の問題点・解消方法
合同パトロールについては、年2回、協議会委員全員で実施している。これ以外は各町毎に実施するものの、町毎に格差が感じられる。必ずしも統一的な活動にはなっていない。協議会委員として委嘱されても、出身母体である各団体の役員任期が各々であり永続的な活動維持が難しい。但し、メンバーが年々更新されることから、防犯・防災に対する意識高揚には、それなりの認識効果と広がりを感じる。
関係機関・団体との連携方法
設立当初より、自治会役員をはじめ各種団体役員が協議会委員として委嘱されることから連携そのものには問題ない。
活動上の配慮事項
(1)飽きずに、懲りずに、諦めず、継続あるのみ。
(2)派手なことはしないで地道に着実に気長に活動
(3)一人でも多くの人にパトロールに参加して貰う
1 我々の活動には、逮捕権も拘束権もありませんが、我々が活動することによって犯罪を抑止する効果は間違いなくあると信じて活動します。
2 パトロールによって、住民の目があることが抑止に繋がる。
3 ゴミの散乱など乱れた状態は、そこに住む人々の生活態度、生活姿勢が表れることから、乱れた地域は狙われやすい・・・いざ、まさかでは遅い問題発生を防ぐことが我々の狙い!
参考
上田駅前を管轄する上田警察署管内の平成25年12月末日現在の刑法犯認知件数は、1,520件、前年同期比-161件、-9.6%と大幅減少となるも、我々が直接関係する駅前については、300件と前年比+21件、+7.5%と増加しており、より一層の活動が必要だと思われる。
一覧へもどる |
ページトップへ |