地域安全安心ステーション事業
千葉県 |
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松戸市立小金小学校PTA |
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構成員保護者、教職員及び地域ボランティア 結成の経緯地域の不審者情報が絶えないことから、有志の保護者による登下校時の送迎が増えたことを機に、もっと有効的な防犯活動に結びつけられたらと考えた。そこで、これまでのPTA役員だけによる年数回のパトロールを全保護者による常時パトロールに拡大することにした。まず、学校名が刺繍されたオリジナル腕章を全員に配布し、各自で管理することによって防犯意識をより高く持つことからスタートした。 活動の目的子どもたちが安心して安全に登下校が出来るよう見守ること。また朝のゴミ出し、犬の散歩、通勤、夕方の買い物などを登下校の時間に合わせ日常生活の中にパトロールをうまく取り入れることで、負担のかからない活動を長く続けていくこと。外出の際は常に腕章を携帯し、防犯意識を高め、地域の犯罪抑止にも繋げていくこと。 |
活動の内容学年によって部活動や下校時間が異なるなど、登下校時の時間差をカバーするために、保護者も各学年ごとの週当番制とした。パトロールは学区内の登下校時だけでなく、放課後の習い事、市のチャイムの時間帯に、駅前の大型スーパー店内でも実施する。各自が作成したパトロール報告をPTA役員が取りまとめ、広報誌やPTAだよりなどを通じて留意点を定期的に発信 【活動に必要な物】 腕章・ベスト・横断旗・合図灯 等 |
活動上の問題点・解消方法
600人以上の保護者の中において、防犯に対する意識の温度差は否めない。配布当初は、腕章の不携帯、紛失など様々な問題点が発生したが、シリアルナンバーから腕章の持ち主が割り出せるシステム、再発行時の諸手続などを徹底。定期的にシリアルナンバーを確認し報告してもらうことで、各自の管理状態が把握出来るようになった。また授業参観、保護者会、PTA活動など、来校時には腕章とネームホルダーを同時に着けてもらい、その後児童と一緒に下校するなど、腕章を携帯することに対する抵抗感を軽減し、当番以外でもパトロールしてもらうことを勧めている。
関係機関・団体との連携方法
中学区青少年健全育成連絡協議会などで、近隣学区の「こども110番の家」の所在地の確認、他校・地元各町会の防犯活動の情報収集や情報交換を実施している。
市のPTA連絡協議会主催の「防犯に関する講演会」などに出席し、今後の活動の参考にしている。
警察署や市の犯罪メールなどから、犯罪情報を収集。情報に基づき緊急集団下校を行う場合は、学校とPTAが連携し、有志の保護者による緊急パトロールを行う。PTA主催のエリアミーティングでは、警察署から地域の犯罪情報提供や防犯指導を実施して頂き、保護者の意識も年々高まっている。
活動上の配慮事項
学校名が刺繍されたオリジナル腕章と緊急連絡先(警察署・交番の電話番号)が記載されているIDネームホルダーを携帯することで、子どもたちから見ても「小金小学校の保護者」であることを認識しやすいようにしている。その上で、子どもたちには出来るだけ声かけをし、安全に登校帰宅することを意識してもらうようにしている。
参考
このたび「地域安全安心ステーション」として、地域、学校、PTA間の連携による防犯活動を活性化することを目的とし、活動に使用する物品の貸し出しシステムを構築した。
小金小学校は創立135年という歴史ある学校であり、地域にはOBも多い。また、総合学習、部活動など、子どもたちや保護者が地域行事や地域ボランティア活動に積極的に参加するなど他校に比べても特色ある活動も多い。
このように地域の方々に支えられ、見守られ続けている良き環境を基盤に、より温かい防犯活動を今後も広げていきたい。
松戸市立小金小学校ホームページ http://www.matsudo.ed.jp/~kogane-e/
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