地域安全安心ステーション事業
北海道 |
大川町防犯パトロール隊 |
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構成員無職、自営業者、会社員など。人数:20名 結成の経緯平成13年の歳末警戒の町会パトロール以後、地域の安全は自分達の手で守るという防犯意識から、町会役員と有志により結成し、毎週金曜日の午後9時から午後10時までの1時間、2人一組の輪番制で防犯と防火予防のパトロールをしていたものである。平成16年12月、自動車に青色回転灯を付けパトロールできる緩和申請を、函館方面の第一号として認定され、徒歩との併用パトロールを行っている。 活動の目的社会情勢の変化と多様化する犯罪など各種事案の防止について、「自分達の町は自分達の手で守る」を合い言葉にして、町会内から犯罪を発生させず、安全で安心なまちづくりを目指すことを目的としている。 |
活動の内容毎週金曜日の午後9時から午後10時までの1時間、3~4名が徒歩で定期的にパトロールをするほか、青色回転灯車両との併用パトロール活動、隣接する小学校の通学路の登下校時のパトロールと声かけ、町会内の防犯設備の点検や住宅に対する防犯診断などを行っている。 【活動に必要な物】 長袖トレーナー又は、春・秋用のジャンパー |
活動上の問題点・解消方法
結成当初は、パトロール活動が自分の町会内のみの住民にしか知られておらず、統一したジャンパーなども無かったことから、身分を説明する必要があり、函館西防犯協会のジャンバーを借用してパトロールを継続的に行うようになったことで、他地区の住民にも活動が周知されることとなった。また、青色回転灯車両を運用したパトロール活動や、地域安全安心ステーションモデル団体の指定を受けたことで、新聞、テレビ等の報道による広報により団体の活動は、より市民に周知される結果となった。
関係機関・団体との連携方法
函館西警察署と管轄交番である亀田交番から町会内の犯罪状況の提供や、防犯パトロール活動の要領、隊員の受傷事故防止のための護身術訓練など、注意事項等の教示を受けているほか、合同パトロールの実施、警察から配信される電子メールの犯罪発生情報などを活用したパトロール強化など、警察との連携を図っている。また、函館西防犯協会から、活動用ジャンバーの借用と、青色回転灯やマグネット式の防犯パトロールステッカー等の貸与を受けている。
活動上の配慮事項
町会内から犯罪被害者を出さないためのパトロールを目的にしており、その活動が市民に周知されることにより自主防犯の輪が広がることを願って活動を継続している。隊員の負担を軽減するため、輪番制のパトロール体制を取って継続的な活動が出来るように配意している。
参考
函館西警察署管内の平成25年12月末現在の刑法犯認知件数は516件で、前年に比べ29件(-5%)減少しており、大川町防犯パトロール隊の活動区域である大川町地区については25年12月末現在では7件で前年に比べ1件(+14%)増加した。団体の活動内容が、新聞やテレビ報道で広報されることにより、市民に自主防犯意識の高揚と地域安全活動の輪が広がりつつある。
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