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自主防犯活動Q&A
- Q1 自主防犯活動はどのような活動から始めれば良いですか?
- Ans. 現在、全国の防犯ボランティア団体では、防犯パトロール、防犯広報、環境浄化、防犯指導・診断、子どもの保護・誘導、危険箇所点検などの活動が行われています。
自主防犯活動を成功させるポイントは、
「無理をせず・できることから」始めることです。
1979年にアメリカニューヨークで設立され、地下鉄のパトロール活動などにより、ニューヨークの治安回復に貢献している防犯ボランティア団体「ガーディアン・エンジェルス」の場合、彼らが最初に始めた活動は、街に落ちているゴミ拾いでした。
これは、街の環境の悪化が次々と犯罪を誘発させ、治安を悪化させていることに着眼した「破れ窓理論」に基づくものでした。はじめから、完全なものを求めても効果は期待できません。例えば、町内でのあいさつ、声かけ活動や散歩、買い物時のパトロール、通学路の立番活動でも犯罪者を寄せ付けない人の目を確保し、防犯灯の点検、落書きの消去などの環境浄化活動でも犯罪企図者の接近を防止するという効果があります。また、これらの活動は地域の共同意識の向上につながります。
【防犯まちづくりの基本的な手法】
- □ 人の目の確保(監視性の確保)
- 多くの「人の目」(視線)を自然な形で確保し、犯罪企図者に
「犯罪行為を行えば、第三者に目撃されるかもしれない」と感じさせ
ることにより犯罪抑止を図る。
- □ 犯罪企図者の接近の防止(接近の制御)
- 犯罪企図者の侵入経路をなくし、被害対象者(物)に接近すること
を妨げることにより、犯罪の機会を減少させる。
- □ 地域の共同意識の向上(領域性の強化)
- 防犯まちづくりを行う地区に対し、その住民等が「我がまち意識」
を持ち、コミュニティの形成、環境の維持管理、防犯活動の活性化等
を通じて犯罪抑止を図る。
- (平成15年7月、防犯まちづくり関係省庁会議が取りまとめた「防犯
まちづくりの推進」から抜粋)
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