自主防犯活動事例

　鹿児島県
　

南九州安全・安心まもり隊
南九州市を犯罪から守る住民パトロール隊

「高校生ふるさと大会」での合同防犯キャンペーン

構成員

旧知覧町，旧川辺町，旧頴娃町内の各地区の少年補導員，地域安全モニター
人数：４３人

結成の経緯

旧知覧町，旧川辺町内の少年補導員及び地域安全モニターが各地区において個々に活動を実施していたが，各種犯罪の未然防止及び少年非行防止の効果をあげるために，各地区の少年補導員及び地域安全モニターによる組織的ボランティア活動の実施を呼びかけ，平成17年５月「知覧・川辺安全・安心まもり隊」を結成。

活動の目的

社会情勢の変化に伴い，多発する各種事案や少年非行の防止活動を旧知覧町，旧川辺町全域で推進し，平穏な地域社会の確立に寄与することを目的としている。

活動の内容

毎月第３金曜日の夜間及び旧両町内で開催される祭り，行事における補導活動を実施している他，隊員４３人全員が青パト講習を受講し，２３台の私有車を青パトとして運用し，計画的な防犯パトロール活動，街頭における青少年への声かけ活動を行っている。
この他，「高校生ふるさと大会」と称して夏休みを利用して，町外の高校に通学する高校生を対象に「安全で安心して暮らせるふるさとづくり」を呼びかけ，高校生と合同で防犯キャンペーン，清掃活動等を実施している。

【活動に必要な物】

反射材付きベスト，帽子，腕章，青パトランプ，「防犯パトロール中」標語入りマグネットステッカー等

活動上の問題点・解消方法

青パト利用の防犯パトロールを実施していることから，各人の燃料費の負担問題があったが，防犯協会が補助金を提供することで各人の負担が軽減した。
また，当初パトロール活動が住民に知られていなかったが，青パトによる継続的な活動及び防犯協会が配信する「知覧川辺あんしんメール」，広報紙等により，団体の活動は住民に周知されている。