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自主防犯活動事例

 熊本県
 

日置町子どもを守る会
地域全体で子どもたちを見守る



パトロールに出掛ける会員

構成員

町内役員、PTA、老人会
人数:35名

結成の経緯

日置町には、太田郷小学校があり、校区全域から児童が通ってきます。
平成17年に校区内で児童に対するいたずら事案が発生したため、町内会の皆さんでパトロールすれば、日置町の児童だけでなく、校区全体の児童を守ることができると考え、協力者を募り、当初32名で朝と夕方に活動を開始しました。
18年1月からは小学校の低学年の下校時にもパトロールを追加しました。

活動の目的

児童達が勉強やクラブ活動に安心して取り組めるよう町内を登下校する子ども達を皆で見守る。

活動の内容

月・水・金の週3回、3班に分け計画表を作成しており、原則週1回の参加です。
○登校時間帯(午前7時30分~午前8時10分)踏切や交差点の危険箇所6ケ所に旗を持ち立ち、挨拶と交通事故から子どもを守る。
○下校時間帯(午後3時30分~午後5時)小学校低学年を主体にしたパトロール。買い物途中、犬の散歩中などに下校中の子ども達に一声かける。
○クラブ活動を終えて帰宅する時間帯(午後5時30分~午後6時30分)日置公園をスタートし、町内を一周して、クラブ活動から帰宅する子ども達を見守る。

【活動に必要な物】

活動をアピールするため、統一のベスト、帽子、腕章、更に夕方は、懐中電灯、赤色灯、携帯電話


活動上の問題点・解消方法

○交差点、横断歩道の交通整理は、車を優先させ安全を確認して児童を誘導するようにしている。
○夕方のパトロールは通常4人以上で行っている。万一、事件に遭遇したときは、先ず110番通報をするため携帯電話を持っている。
○研修会等を開催し、防犯意識のレベルアップを図っていきたい。
○他の町内と連携を取りながら校区全体に活動が展開されるようにしている。
○PTAの協力が不足しているとの声が出ており、今後PTAとの連携を図っていきたい。

関係機関・団体との連携方法

学校、PTA、地域が一体となり活動することが、一番望ましいと思います。
更に教育委員会、市役所、警察など関係機関の協力や指導が必要であり、機会ある毎に関係機関に出向き相談するように心がけております。幸い市内でいち早くスタートしたため、活動に必要な帽子、ベスト、腕章、赤色灯等の支給も他の団体より先に揃えることが出来ました。
また、町内会長さんをはじめ役員の方々が先頭に立って協力して頂いているのも大変心強いです。

活動上の配慮事項

高齢者が主体なので会員の安全と事故防止に注意しています。万一の事故に備え保険加入も必要ではないかと思います。「子どもを守る家」の協力者全員に防犯ブザーを配布したいのですが、活動資金が無く、配布できずにおります。また、反省会をするにも一部の人に負担がかかり問題になっております。
ある程度実績ができ、町内の皆さんに理解されれば、町内会から多少の予算を頂けるかと思っています。

参考

地元のラジオ局であるFMやつしろ、熊本日日新聞、テレビ熊本さんからもPRして頂き、地域全体に展開する先導役になれたようにも思います。
平成19年8月現在、校区の20町内約300名のボランティアの皆さんが活動しておられます。また、子どもを守るだけでなく、町内の防犯にも役立っているようにも思います。
高齢者の方は自分の健康管理のため、月、水、金の毎回パトロールに参加されます。
子どもたちが元気良く挨拶してくれるのが一番の励みになります。

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