自主防犯活動事例
熊本県 |
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玉名駅前パトロールセンター |
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構成員地元区長会・商店街、学警連、FMたまな、JR玉名駅等。 結成の経緯平成15年当時、JR玉名駅周辺における街頭犯罪の発生件数は玉名警察署管内全体の約4割を占めており、また、同駅周辺では、不良少年がたむろし爆音暴走族も出没するなど、駅利用者をはじめ、地域住民からも不安の声が挙がっていたことから、地元区長会等が中心となって玉名駅前パトロールセンターを開設したもの。 活動の目的地域安全活動に関する情報発信の拠点となって、地元の警察署、行政機関及び防犯ボランティア等と連携し、JR玉名駅及びその周辺において防犯パトロールを実施するとともに、駅前駐輪場の整理、車両防犯診断、防犯イベント等を実施することにより、地域住民等の防犯意識を啓発し、街頭犯罪の防止、少年非行の防止及び暴走族の追放に寄与する。 |
活動の内容原則、平日の午後1時から午後5時までの間、前記、構成団体から提出された名簿に基づき、当番制で玉名駅前パトロールセンターに常駐し、同センターを拠点に、JR玉名駅駐輪場の整理、車両の防犯診断、大型店舗内の防犯パトロールを実施するほか、防犯標語入りアピールシート、防犯チラシの作成・掲示等を主たる活動として実施している。 【活動に必要な物】 パトロール用ジャンパー・ベスト・帽子、懐中電灯、手持ち回転灯、自転車など |
活動上の問題点・解消方法
1. パトロール要員の確保
パトロールセンターを効果的に運用するためにはパトロール要員の若年化と確保が重要となるが、発足当時は高齢者が多い地元区長会が中心となっていたため、地元及び高齢者に大きな負担がかかっていた。そこで、玉名駅前パトロールセンター運営協議会(48団体、4個人で構成)に働きかけて、高校生ボランティアなどの実働可能なパトロール要員を確保するに至った。
2. 活動予算の確保
パトロールセンターの主たる運営経費は、関係自治体からの助成金でまかなっているが、その他に住民や事業者等から賛助金を募り、必要な運営資金を確保している。
関係機関・団体との連携方法
玉名警察署(生活安全課)及び玉名市役所等と一体となって、JR玉名駅及びその周辺での犯罪発生状況に応じた重点パトロールを実施するとともに、警察のパトロールカー、青色防犯パトロールカーの立ち寄りを通じて情報交換を行うなどの活動支援を行っている。
活動上の配慮事項
「見える」防犯ボランティア活動に配意し、地域住民に、「安全・安心まちづくり」の必要性、重要性を積極的にアピールするとともに、活動上のトラブル防止に配意している。
参考
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