自主防犯活動事例
長崎県 |
松浦シルバー防犯パトロール隊 |
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構成員松浦市内の自治会長など経験したボランティアの代表者(無職)。 結成の経緯長寿社会総合対策の一環として高齢者を社会奉仕活動に参加させる目的で、長崎県松浦警察署が65歳以上の町内会長や防犯連絡所長などを卒業した高齢者にボランティア活動を呼びかけて隊員6名で昭和61年10月1日結成された。 活動の目的増加傾向にある高齢者や子どもを狙った各種犯罪等の被害防止活動や独居老人宅の訪問連絡活動等を推進し、明るい社会づくりに寄与することを目的としている。 |
活動の内容毎月2回程度、昼間に、独居老人宅を単独又は複数により訪問し、安否確認や高齢者の振り込め詐欺等被害防止連絡活動等を実施しているほか、7月の非行防止パトロール、10月の全国地域安全パトロール、12月の年末防犯パトロール等を中心に、月1回程度、隊長以下11名により街頭パトロールや地域安全広報、非行防止広報等を行っている。 【活動に必要な物】 活動用として、「シルバー防犯パトロール」の名入りジャンバー、防犯パトロールの帽子、タスキ、腕章等を活用している。 |
活動上の問題点・解消方法
隊員の平均年齢が77歳と高齢化しているため、少しずつ若返りを図っている。
また、広報資材等の購入費については、松浦地区連合防犯協会から助成を受け、大いに活用しているほか、積極的に活動状況を報道提供して住民にアピールしていることから、市民にも活動が受け入れられるようになった。
関係機関・団体との連携方法
松浦警察署から犯罪情報の提供や防犯パトロールの要領、注意点等の教示を受けているほか、共同パトロールをするなど警察署との連携を図っている。また、松浦地区連合防犯協会から助成を受けてボランティア保険に加入しているほか、松浦地区少年補導員連絡協議会会員と連携し、少年の健全育成を目的に、小学生チームを対象にした松浦地区防犯少年ソフトボール大会を毎年1回開催している。
活動上の配慮事項
犯罪者を捕まえるのではなく、犯罪の被害に遭わないための心構えを市民に呼びかけることを中心に活動しており、研修会の開催、車両の使用等警察の支援並びに共同活動により、メンバーの負担を軽くし、継続的活動につながるよう配意している。
参考
松浦シルバー防犯パトロール隊の活動により、松浦市内の「今福防犯母の会」「地域ふれ愛パトロール隊」「散歩クラブ」「志佐パトロール隊」等地域ボランティア団体の活動の活発化等安全活動の輪が広がっている。
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