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自主防犯活動事例

 長崎県
 

雲仙っ子を守る会
~雲仙っ子を守る住民パトロール隊~



児童通学路点検中

構成員

地区自治会員、老人会、ホテル、旅館、商店等。
人数:180名

結成の経緯

雲仙地区は観光地であり、四季を問わず県内外からの多数の観光客が訪れ、地理的にも付近各町と接する島原半島の中心部に位置する山岳部の要衝であることから、事件発生の場合は犯人の逃走も容易であるため、子ども達の犯罪被害防止をはじめとした地区内の犯罪未然防止活動の必要性が認められたため、地域住民による日常的な防犯活動を行うこととした。

活動の目的

地域住民と関係機関に呼びかけを行い、警察と地域が一体となって「日常生活の中で地域住民が自主的に活動している姿を見せる。」ことによって、子どもを対象とする各種事案と地区内の犯罪の未然防止を図る。

活動の内容

老人会、自治会及び地域住民が地域安全腕章を着装した上で、通学路等において子ども達を見守る活動。
商工会雲仙支部、旅館、商店の車両に「安全パトロール中」のステッカーを貼付して、移動の際に子ども達を見守る活動。

【活動に必要な物】

・地域安全腕章
・「安全パトロール中」ステッカー


活動上の問題点・解消方法

主に活動する人員が高齢者であることから、今後の問題として保護者の積極的参加を呼びかける。

関係機関・団体との連携方法

小浜警察署と同署雲仙交番から犯罪情報の提供や防犯パトロール活動の要領、注意点等の教示を行っているほか、下校時の活動に警察官が参加する際に、日常的な情報交換を行うなど、警察との連携を図っている。
Eメールを通じた情報発信などで、地区住民への周知を図っている。

活動上の配慮事項

活動の趣旨が、犯罪者を捕まえることを目的とするものではなく、日常生活の中での事業活動や散歩等を通じた子ども達を見守る防犯活動が主であることを説明し、気軽な参加を呼びかけている。
事業所を除く主要活動人員が老人会等の高齢者であり、また関係機関の中にも訓練を積んだ者がいないことから、突発事案発生時の受傷事故防止、110番通報要領等の指導も実施している。

参考

活動は、主に児童の下校時刻である、15:30から概ね1時間を目安として毎日行う。
また、早朝からの散歩の際も地域安全腕章を着装して、日常的な活動を実施する。
概ね月20日程度の活動を行う。
関係団体
小浜町教育委員会、小浜町立雲仙小中学校、同育友会、小浜警察署、雲仙旅館ホテル組合、小浜町商工会雲仙支部、雲仙地区老人会、各自治会、婦人会、青年観光会

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