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自主防犯活動事例

 高知県
 

タウンポリス西土佐
日本最後の清流四万十川流域で地域の安全を守る防犯パトロール隊



メンバーによる防犯パトロール

構成員

地域安全推進員、地域住民。
人数:41人

結成の経緯

西土佐地区は、日本最後の清流「四万十川」流域に位置し、県内外からの観光客が数多く訪れ、流域沈下橋周辺では、迷惑駐車の苦情が絶えず、また、観光客によるカヌー下り、水泳中などの水難事故や地区内において高齢者が被害に遭う訪問販売なども発生していたことから、危機感を持った住民ボランティアが警察などの支援を得て平成15年8月、自主防犯組織「タウンポリス西土佐」を結成した。

活動の目的

西土佐地区における、観光客などの水難事故防止、青少年の健全育成活動として子どもへの見守りや声かけ活動など地域に密着した防犯パトロール活動を目的としている。

活動の内容

事務局を役場に置き、活動は会員を5班に編成して、毎週1回、夕方の時間帯に2時間程度を役場の自動車に同乗して地域を巡回しながら、子どもを見守る活動や声かけ運動、独居老人宅への訪問活動、水の事故防止と観光客とのトラブル防止など防犯パトロール活動を行っている。

【活動に必要な物】

活動用ベスト、帽子、腕章、懐中電灯など


活動上の問題点・解消方法

活動を始めるに際して、装備品の経費負担の問題について、ネーム入りの活動用ベスト、帽子、防犯腕章などの必要経費を中村地区地域安全協会と役場が負担助成して作成し、防犯パトロールに有効活用している。

関係機関・団体との連携方法

タウンポリス会員と、地域の駐在所連絡協議会、地元消防団、地区地域安全推進員、青少年育成会議、森林組合、PTA連合会などの関係機関団体と連携して合同パトロール活動を行ったり、駐在所警察官と連携して情報交換を行っている。その活動は地域住民に安心・安全を与えるとともに地元高知新聞に活動内容が報道されるなど団体の活動は住民に周知されている。中村地区地域安全協会から会員のボランティア保険加入費の助成を受けるなど支援を受けている。

活動上の配慮事項

活動はあくまで、防犯パトロールによる地域住民と共に安全・安心なまちづくりを目的としており、犯罪者を捕まえるのではなく、犯罪被害に遭わないための広報活動や防犯意識を高揚させることを活動上の配意事項としている。

参考

西土佐地区内における刑法犯認知件数はタウンポリス西土佐が活動を始める前の平成14年中22件発生していたものが同15年中は13件、同16年中も14件と大幅に減少している。タウンポリス西土佐の地道な防犯パトロール活動は防犯活動の「功労ボランティア団体」として平成16年全国表彰を受賞している。

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