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自主防犯活動事例

 島根県
 

出東子どもの安全を守る会
「地域の安全は地域で守る」


会員による登校時間帯の声かけ

構成員

老人クラブ、小学校PTAなど地域の人々
人数:約450人

結成の経緯

平成13年頃から都市部で子どもが被害に遭う事件が報道されるようになり、私たちの地域でも珍しいことではなくなった。そこで地域では私たちの地域も安心できる状態ではなくなってきていると感じ、地域で子どもを見守る活動の必要性を感じるようになった。時を同じくして、小学校のPTAからも声が上がったことをきっかけに地域団体と住民が連携協力し、「安全・安心なまちづくり」に向け平成16年7月16日に発足した。

活動の目的

出東地区住民の防犯意識の高揚と地道な活動により犯罪を未然に防止し、地域住民が安全に安心して生活できる地域づくりを目的としている。

活動の内容

○毎週水曜、第一月曜日に5団体が交代で地区内の主要な場所に立ち、登校時の声かけを通して児童生徒の安全確保に努めている。また個人の活動として、緑の帽子をかぶり自主的に声かけ、見守り活動をしている。
○青色回転灯装着車両により防犯パトロールを月曜から金曜まで2人1組で毎日行っている。
○島根県との協働事業として行った出東地域安全ステーション事業により、保護者と児童が通学路を調査し、児童が安全マップを作成したが、以後毎年調査を続けている。また、地区内には91箇所の「子ども110番の家」が選定されており、のぼり旗を設置している。

【活動に必要な物】

緑の帽子、活動用ジャンバー、パトロール用チョッキ等


活動上の問題点・解消方法

○高齢化と児童数の減少という地域的課題の中で、保護者を含めた若い世代の自主防犯意識の高揚や活動を促していくことで地域のコミュニティを再生し、地域の防犯力強化に繋げていく。
○息の長い活動をするために、無理のない範囲で地道な活動を続けていく。
○情報の公開は難しい点があり、すべての会員が情報を共有することは不可能であるが、毎月発行の公民館だより等を通じて地域に情報発信をしている。

関係機関・団体との連携方法

○理事会、総会、研修会等を開催し、関係機関や団体等との情報交換をしている。
○小中学校との連携を図り、地域安全情報の提供、情報に基づきパトロールの強化をしている。
○小学校の防犯教室に協力参加し、意見交換等をして連携を図っている。
○公民館を拠点とすることで地域の人が気軽に活動できる雰囲気作りをしている。

活動上の配慮事項

○子どもたちが、人を見たら不審者と思うのではなく、安心して登下校ができ、外で遊べるような地域づくりを「あいさつ・声かけ運動」を展開しながら推進していく。
○強制ではなく、自主的な活動により活動の継続を図る。

参考

平成17年度からの声かけ・見守り活動により、子どもが元気のよいあいさつをするようになり、活動している大人が子どもたちから元気をもらっていると言われるようになった。これが継続の大きな活力源であると思う。

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