自主防犯活動事例
和歌山県 |
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わだち会
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構成員地域住民の有志 結成の経緯全国的に治安が悪化する中、岩出町(現在は岩出市)も例外ではなく、県内の市町の中でも常に犯罪多発ワースト3に入っていました。自分達のまちは自分達で守るという思いを持つ者が集い、昔の安全な「岩出」を取り戻そうと平成15年10月に結成されました。団体名は、自分たちが道の轍(わだち)となり、他の住民が自分たちの後をついてきてくれるようにとの願いから名付けられました。 活動の目的現在岩出市は大阪府下及び近隣市町からの転入が多く、人口が増加している新しい市です。新しい市の中で、特に子どもの安全確保や健全育成に努め、岩出市を誰もが安心して暮らせる「故郷」にすることを目的としています。 |
活動の内容毎月2回(第2・第4金曜日)午後8時から、岩出市内のコンビニを拠点とし、青色回転灯装備車両を使用して、以前より暴走族が蝟集した交差点付近のゲームセンター、大型量販店等の夜間パトロールを実施するとともに、市内各地で通学路のパトロールや下校児童の見守り活動を行っています。また、学校の春・夏・冬休み期間中にはパトロールの頻度を普段の倍にして強化し、夏祭りや運動会等の各種催し物が開催される場合にはその周辺場所でのパトロールを実施しています。 【活動に必要な物】 活動ジャンパー、パトロール腕章、懐中電灯、青色回転灯装備自動車等 |
活動上の問題点・解消方法
会員が全員仕事をしているため、パトロールの時間(特に昼間)をつくるのが難しく、会員間で仕事のスケジュール等を連絡し合って調整しています。また、青色回転灯装備自動車のガソリン代等の維持費や啓発用の物品購入費等による会員の負担が増えておりますが、県の補助事業の協力等により軽減されています。
関係機関・団体との連携方法
地元警察署や市役所とも連携し、情報交換や、警察官や市職員との帯同パトロールを実施しています。平成17年には特定の交差点に暴走族が度々集結したところを地元の商店主や市役所、警察署の方達と協力してパトロールや警戒活動を行いました。その結果、暴走族の蝟集がなくなったことから、その後も継続的に、蝟集のあった交差点付近のゲームセンターや大型量販店等のパトロールを行っています。
活動上の配慮事項
仕事・生活の負担にならないように、無理な計画を立てず、経済的かつ継続的な活動が実施できるよう配慮しています。また、地域住民を巻き込んでのパトロールを実施できるように努力しています。
参考
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