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自主防犯活動事例

 和歌山県
 

朝日地区あんしん見回り隊
那智勝浦町朝日地区を犯罪から守る住民有志の街頭パトロール隊



こどもも一緒に夜間パトロールです

構成員

自営業者、会社員、主婦,児童など
人数:22人

結成の経緯

平穏だった朝日地区では、中学校の窓ガラスが割られるなど、身近な犯罪の発生に加え、県内有数の観光地であることから、旅館等で稼働の外国人の起こす犯罪、これに加え国内で起こる外国人犯罪の凶悪事件等の報道や、振り込め詐欺、子どもへの声かけ事案等の身近な犯罪の増加等で地域住民の不安が増大していたことから、平成16年12月、地域住民有志の呼びかけにより、住民13人からなる防犯ボランティア組織を結成。徐々に協力者が増加しているもの。

活動の目的

安全な地域社会の実現は地域住民全ての願いであるが、地域の防犯機能が低下するなか、「自分達の街は自分達で守る」をモットーに防犯ボラティア組織を結成し、パトロールという具体的行動を通じて、地域の結びつきを深めることで、安全で安心できる地域社会を実現すること。

活動の内容

毎週1回、水曜日午後8時から午後9時までの間、常時約20名が、2個班に別れ拍子木を打ちながら地域内全域をきめ細かくパトロール活動を実施するとともに、路上の吸い殻等の回収など、環境浄化活動を行う。また小学生が親子でパトロールに参加する等、子どもに対する防犯教育の一役を担い、希薄化しつつある地域住民の連帯感の醸成にも寄与している。

【活動に必要な物】

活動用ユニホームである、ウインドブレイカー、拍子木、合図灯及び吸い殻等回収用の釣り用の布バケツ等


活動上の問題点・解消方法

結成当初、団体の活動が町民に知られていなかったことから、ユニホームであるウインドブレイカーを着用し、拍子木を打ってのパトロール活動を継続的に実施し、地方新聞、ラジオ等による報道により、団体の活動は広く町民はもとより、近隣町民にも周知されている。

関係機関・団体との連携方法

・新宮警察署勝浦幹部交番によるパトロール活動要領の指導、犯罪情報の提供のほか合同パトロールの実施等、警察との連携を図っている。
・活動用ウインドブレーカーのほか合図灯等装備品の経費は和歌山県のモデル事業団体の指定を受けたことから、支援を受け、ボランティア保険加入、その他装備品は団体で負担・調達している。

活動上の配慮事項

犯罪を検挙することが目的でなく、事件・事故を未然防止するための、「見せる、聞こえる」活動を通じ地域住民の防犯意識の高揚、実践活動を促すことによる犯罪抑止活動、また吸い殻の回収等、環境浄化を中心に活動しており、「自然体の活動」を心がけて負荷を軽減させ、息の長い活動ができるように配意している。

参考

警察署(勝浦交番)との連携がうまくとれていることで、交番の協力を得るとともに、今後も交番の支援が約束されていることと、地域の方々や警察官からの労いの声かけが隊員の力になっている。

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