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自主防犯活動事例

 大阪府
 

登美丘地区防犯委員会&NPO法人さかいhill-front forum
世代をつなぎ・人をつなぎ 防犯を入口に地域のまちづくり



みんなで楽しくまち歩き

構成員

登美丘地区内地域住民を中心に構成(会社員・自営業者・主婦・学生など) 
人数:500人

結成の経緯

街頭犯罪を無くすため、南海高野線北野田駅を中心とした4つの自治連合会を横断する防犯委員会を平成14年4月に結成し、平成17年4月にはNPO法人さかいhill-front forumも結成し、両者一体となって活動している。

活動の目的

街頭犯罪を無くす。防犯まちづくりを入口に、人と人・世代をつなぎ、地域の課題解決に取り組む。中学生・高校生の参画による文化芸術活動によるまちづくり、平成22年6月に開局したFM放送をはじめ先端技術も取り入れた活動により、安全安心まちづくりを進めていくことを目的とする。

活動の内容

1.大規模合同パトロールの実施(意見交換会も兼ねる)
2.会議・フォーラム・シンポジウムなどの実施と文化芸術からの防犯活動
3.防犯灯の整備(センサーライトの設置に始まりインバータ式やLEDの整備、そして防犯カメラの設置)
4.駅頭における高校生と行う朝の防犯あいさつ運動、防犯子どもスポーツ大会の開催、子育て支援事業の実施、高齢者支援活動、地域の清掃活動など
5.毎朝の子ども登下校の見守り
6.青色パトロールカーの運用
7.コミュニティFM局から情報発信と情報共有
8.青少年健全育成をめざした空手教室の開催及び夜間の清掃活動
無理なく、楽しく、継続してを合言葉に実践し、行動しています。

【活動に必要な物】

懐中電灯


活動上の問題点・解消方法

1.活動拠点 NPO法人が指定管理者である東文化会館を拠点とした活動を展開
2.活動資金 ソフト面については住民のボランティア精神に頼る。ハード面については行政との協働により実現
3.合同パトロールについては、今は地域の風物詩として定着しているが、常に200人以上の参加者があるので、お茶ひとつも出さない、また制服も作らず、誰でも、いつからでも参加できることを主眼にしている。
4.コミュニティFM局による情報発信は防犯だけでなく防災のツールとしても、また世代をつなぐツールとしての期待も大きいと思います。学生も参画しています。将来の維持管理と内容の充実については問題解決方法を模索しているところです。

関係機関・団体との連携方法

防犯を起点としたまちづくりを行っているので、自ずと自治会・福祉委員会・青少年指導委員会・女性団体などとの連携が深まっていきます。当委員会では特に学校と区役所との連携にも力を注いでいます。
防犯にとって、何よりも大切なこと、キーポイントは警察署との信頼関係にあると確信しています。その意味で、大阪府黒山警察署とは、さまざまな分野での連携を計っています。住民主体に企画し、実践し、行動する。何者も排除せず、権限を作らない、まずはやってみる、その中から他の関係機関との連携が実現すると思います。

活動上の配慮事項

崇高な理想を持ち、しかし身の回りの身近な問題に取り組む。
無理をせず、普段の生活の中での取り組みを行う。
科学技術も積極的に取り入れる姿勢を持つ。

参考

1.多人数による合同パトロールをはじめ、コミュニティFM局による防犯まちづくりなど、NHKをはじめ多くのマスコミに取り上げていただいた。
2.センサーライトの公道上への設置についても、行政の施策にもなり報道していただいた。
3.大阪府や全国防犯協会連合会等より表彰受賞し、平成23年度安全・安心なまちづくり関係功労者として内閣総理大臣賞を受賞。
4.アウトリーチ活動の一環で各地で講演をさせていただいている。
5.平成19年10月から平成22年度まで、「犯罪からの子どもの安全」を領域としたJSTの研究プロジェクトにも取り組む。

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