警察庁-自主防犯ボランティア活動支援サイト
 
     
表示拡大 大きくする 標準
 
ホームへもどる
自主防犯活動の状況等
全国ボランティア団体検索
自主防犯活動事例
地域安全安心ステーション事業
青色回転灯装備車の運用状況
 
警察庁
 
犯罪情報 行政支援情報等
 
 
 

自主防犯活動事例

 滋賀県
 

NPO法人 西大津防犯
地域自衛型防犯を実践する自主防犯団体


夜間巡回集合時のミーティング

構成員

JR大津京駅周辺の8つの自治会の自治会員
人数:30名

結成の経緯

平成14年にJR西大津駅(現、大津京駅)前に大型マンションが竣工。その頃から駅前の暴走族問題が顕在化しており、マンション住民は、怖い・寝られないという状況であった。警察が来ると暴走族も散らばるが、しばらくするとまた集まってくるということが繰り返されたため、マンションの有志が集まり駅周辺の他の自治会、大津警察署、大津市に相談し、平成15年10月に「西大津駅周辺防犯推進協議会」として発足した。

活動の目的

・警察依存型から地域自衛型に移行した防犯活動の
実践
・機会犯罪抑止
・不審者対策
・JR大津京駅周辺の未成年対策

活動の内容

毎月第2・第4土曜日の午後10時にJR大津京駅に集合し、会員相互に地域の事件等の情報交換を行い、皇子山交番に立ち寄り事件等の状況を聴取した後に、その日の巡回ルートを決めている。会員がそれぞれ「青パト班」「湖西線の湖側班」「湖西線の山側班」に分かれて概ね1時間程度、徒歩による巡回、警察犬を帯同した暗所の巡回、青パトによる広域巡回を行っている。徒歩巡回中に駅前・コンビニ前・公園等に蝟集している少年達がいれば、積極的にあいさつ・声かけを行い、会員と少年達との間でコミュニケーションが取れるようになってから、教育的指導を行い、帰宅を促している。

【活動に必要な物】

ユニフォーム(Tシャツ・トレーナー・ジャンパー・帽子)、腕章、懐中時計、軍手、ゴミ袋


活動上の問題点・解消方法

平成16年9月にNPO法人に認証され、平成17年には当協議会が提案する「まちの保安官」制度が国(内閣官房都市再生本部)、滋賀県(おうみNPO法人に認証活動基金)のモデル事業に採択され、国と県から活動資金をいただき、青色回転を装着する車、防犯カメラ、パソコン、プロジェクター、ユニフォーム等を購入することができた。しかしながら現在の活動資金は各自治会からの協力金等だけであり、青色回転灯装着車を維持管理することが困難な状況となってきたため苦慮している。地域の企業等に寄付をしていただく依頼方法等について検討を行っている。

関係機関・団体との連携方法

夜間巡回時の皇子山交番への立ち寄り、JR大津京駅に設置した防犯カメラの映像について、大津警察署から依頼があればビデオテープを渡すなどし、警察と連携を取っている。  滋賀県や大津市と協働で防犯啓発活動を行っている。

活動上の配慮事項

巡回中の事故に備えて、不特定の会員全体を対象とした保険に加入している。

参考

○ 現在、JR大津京駅周辺は暴走族がほとんどいなくなり、ゴミも減り、街は非常に落ち着いている。安全・安心な環境が出来上がると防犯活動は必要ないのではないかと思う方もおられるかもしれません。しかしそうではなく、現在の状況を維持するために防犯活を続けていく必要があると考えています。
○ 女性の方も、夜間巡回活動に参加されている。
○ 平成20年3月の駅名改称を機に「NPO法人 西大津防犯」に改称した。
○ 防犯活動・地域活動を中心に、安全・安心な暮らしに関してブログを発信しているので、「西大津防犯」で検索してみてください。

一覧へもどる
ページトップへ