自主防犯活動事例
岐阜県 |
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各務原市琴が丘町「地域安全委員会」 |
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構成員自治会役員、老人会、子ども会育成会、近隣ケアグループ 等 結成の経緯平成16年7月、自治会役員(元警察OBを含む)が「地域の安全安心は自分達で守ろう!」をスローガンに、自治会の各団体へ参加を呼びかけ結成。 活動の目的琴が丘地区は約250世帯が居住する旧来の住宅地であるが、各団体の定期的な防犯活動により、多発する各種犯罪を防止し、住みよいまちづくりに貢献しようとするもの。 |
活動の内容毎日の通学路見まもり活動、月2回の独居老人家庭の訪問、月2回の夜間パトロール、年2回の勤労奉仕活動等を実施しており、「無理のない活動」に心掛けている。 【活動に必要な物】 活動用ジャンパー、帽子、懐中電灯、携帯電話、拍子木等 |
活動上の問題点・解消方法
継続的実施により、活動が習慣化され、地域住民から「市民権」を得た反面、活動する会員が固定化するという弊害が起きている。さらに活動を活発・活性化させるために、会員の親睦を図り「無理のない活動」に心掛ける一方、町内会広報紙等を活用して新規会員の募集を図っている。
関係機関・団体との連携方法
・定期的に各務原警察署の生活安全課と那加交番から犯罪発生状況等の防犯情報について情報提供を受けている。
・地区防犯協会連合会の支援により、「のぼり旗」「横断幕」「防犯グッズ」等の提供を受けている。
・年2回地域安全委員会が主催する各団体役員との懇談会及び、年5回開催される催事における打ち合わせ会議等を通して地域安全委員会が会員の意見要望を集約し、積極的に関係機関等と折衝し、連携を図っている。
活動上の配慮事項
危険を伴う犯人検挙を目的とせず、「無理な計画・活動をしない」「楽しく活動する」「知り得た秘密は口外しない」を基本に、犯罪に遭いにくいまちづくり対策を優先した活動・広報を実施する。
参考
同団体は、同団体が活動する琴が丘地区で、平成17年中空き巣犯罪が65件と多発傾向にあったことから、平成18年度岐阜県警察安全・安心ステーション事業団体として指定され、同地区を管轄する那加交番でも、関係機関等と連携を取りあい、各種犯罪抑止対策を重点的に実施した。その結果、平成18年中空き巣犯罪が30件と発生を半減することに成功した。同団体の活動は周辺のボランティア団体にも波及しており、那加交番管内の犯罪総量抑制に大きく寄与している状況にある。
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