自主防犯活動事例
富山県 |
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さくらえパトロール隊 |
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構成員自治振興会、民生・児童委員、会社員、自営業者等 結成の経緯黒部市三日市地区では自転車盗や車上ねらい等の犯罪が多発したため、平成15年5月に黒部警察署三日市交番と三日市地区青少年補導委員会が中心となり、毎月20日に合同パトロールを実施し、同年7月に同地区の11町内会が毎月順番にパトロールを実施する三日市地区民間パトロール隊が結成された。その後、子どもの安全を目的に、毎月第1・2水曜日の見守り活動も加わり、平成17年10月「さくらえパトロール隊」として生まれ変わり、現在に至る。 活動の目的パトロール活動を通じて地域における防犯意識の高揚と犯罪や事故等の未然防止を図り、より安全で明るく暮らしやすい街、夢を持てる街づくりに寄与することを目的としている。 |
活動の内容毎月第1水曜日の午後3時から午後4時30分までの間、5~8人で小学生低学年を対象に見守り活動を実施し、第2水曜日の午後4時から午後5時30分までの間、小学校高学年・中学生を対象に見守り活動を実施ししているほか、毎月20日の午後8時から午後9時30分までの間、地区を二分し「西回り」と「東回り」の二班編成で機動パトロールを実施している。 【活動に必要な物】 帽子、タスキ、腕章を着用し、車には防犯ステッカーを貼付。その他、メモ、筆記具、懐中電灯、携帯電話等 |
活動上の問題点・解消方法
結成当初、現在の「さくらえパトロール隊」の前身である「三日市地区民間パトロール隊」は、11町内会から各種役員200人くらいの多数のメンバーが参加し、一人ひとりの負担が減少されていたが、事故時の保険関係上、防犯協会への登録が必要となり、また児童等の見守り活動も加わり、正規メンバーを絞り込むことにより、各人の負担が大きくなる問題が浮上した。しかし、三日市交番員の参加や各町内会への分担、自治体や学校の協力により住民に活動の必要性が理解された。
関係機関・団体との連携方法
・黒部警察署からの犯罪発生状況等の情報提供により、同情報をパトロール活動に生かし、犯罪抑止及び子どもの安全確保に尽力している。
・三日市交番連絡協議会を通じて、黒部警察署三日市交番の勤務員と連携を図り、合同パトロールの実施や、少年非行防止活動を推進している。
・平成18年7月20日、黒部警察署管内の民間パトロール隊(当時12隊)の相互の連携を強化するため、黒部市自主防犯パトロール隊連絡協議会を設立し、警察、自治体等と合同で年間4~5回の研修会を開催し、情報交換している。
活動上の配慮事項
・住民に犯罪被害防止の「呼びかけ」と、犯罪を発生させない「見せる活動」を実施
・スクールガード・リーダーや学校安全パトロール隊指導員との連携
・祭礼等における積極的な活動の実施
参考
子どもの安全を守る活動の一環として、児童と共に通学路における「危険箇所のマップ作り」を行った。
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