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自主防犯活動事例

 埼玉県
 

土呂町自主防犯連絡会
「自分たちの町は自分たちで守ろう」、「みんなで声を掛け合いスキのない環境づくり」



土呂町自主防犯連絡会防犯パトロール隊員

構成員

土呂町自治会、商工会、婦人会

結成の経緯

土呂町内において、空き巣、ひったくり等の犯罪が多発したときに、大宮警察署が開催した自主防犯の協力要請説明会を契機に、自治会役員や地域防犯推進委員の有志20名により、平成16年10月に防犯パトロールを開始した。同時に自治会、商工会、婦人会、PTA等に呼びかけたところ,約120名余りの賛同者を得たため、住民の関心の高さを再確認して、同年12月に団体名を「土呂町自主防犯連絡会」に改め、防犯パトロールをスタートした。
人数:124名(平成19年8月現在)

活動の目的

社会情勢の変化に伴い、各種犯罪の防止活動、及び啓蒙を推進し、安全で安心して暮らせるまちづくりを目的とする。特に児童生徒の安全とひったくりなどの弱者への犯罪を未然に防止、空き巣等の窃盗犯罪の撲滅を具体的な目的とする。

活動の内容

・毎週木曜日に、午後5時(冬季は午後4時)から1時間程度、2拠点から1班10人から15人で防犯パトロールを実施している。
・自転車に、「防犯パトロール中」のパネルを取り付けパトロールしている。(約100台)
・防犯専用掲示板を町内に10ヶ所設置し、独自の防犯情報に加え、行政、警察からの情報を掲出して、防犯意識の啓蒙を行っている
・毎年1月に「パトロール参加者のつどい」を開催し、大宮警察署の協力をいただき「防犯講習会・意見交換会」を開催している。

【活動に必要な物】

黄色地に黒で「防犯パトロール、土呂町自主防犯」の文字入りベスト、腕章、合図灯、掲示板等


活動上の問題点・解消方法

・結成当時、防犯パトロール活動に対する住民の認識が低く、理解してもらうために、自治会、商工会、婦人会、小中学校等への呼びかけを行い賛同を得た。
・メンバーの減少対策に、適宜アンケート調査や入会者の募集を実施し、現在では、発足当時の人数を上回っている。
・活動資金の調達には、行政の補助金制度を利用した。

関係機関・団体との連携方法

大宮警察署及び管轄の土呂駅前交番から、犯罪情報、防犯パトロール活動の要点・留意点等の指導を受けているほか、地域の小中学校とも連携を図り、児童の登下校時の安全対策を実施し、住民へ周知するとともに、パトロール活動へも反映させている。
また、北区防犯連絡協議会に積極的に参加し、地域の安全・安心の輪を広げるような活動をしている。

活動上の配慮事項

・活動を長期にわたり継続させるため、メンバー個人では、月1回程度のパトロール参加を基本として、1人1人の負担を軽くなるように配意している。
・夜間のパトロールは、危険を伴うので、専門チームを編成している。
・パトロール中は、交通ルールを守り、他の通行の妨げとならないよう注意している。
・町内で、犯罪の多発している場所、しやすい場所を重点的に巡回している。

参考

土呂町自主防犯連絡会は平成19年2月に、平成18年中の土呂駅前交番の犯罪発生件数減少に貢献した功労で、大宮警察署長から感謝状を贈呈されている。 

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