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自主防犯活動事例

 福島県
 

生活安全パトロール隊「こおりばんぺ隊」
安全・安心な桑折町の道標「こおりばんぺ隊」



駐輪場における自転車防犯診断

構成員

会社員、自営業者、主婦など。人数:141名

結成の経緯

桑折町は、主要幹線道路である国道4号が町内を縦断し、東北自動車道のインターチェンジも近くにあり、車上ねらいや交通死亡事故の発生など、町民生活の安全・安心が危惧される状況にあったことから、町民による自主防犯活動の促進を図るため、町で町民に公募し、87人の賛同者により、平成16年4月「こおりばんぺ隊」を発足させた。(「ばんぺ」とは「番兵」をもじったもの)

活動の目的

不審者やたむろ者、道路の損壊、安全面などをチェックし、声かけ事案やひったくり、車上ねらいなどの「街頭犯罪」や交通事故などを未然に防止することを目的としている。

活動の内容

町内を見て歩く活動を主にし、日常の業務や散歩、買い物などの機会を捉えて、不審者やたむろ者、違法駐車、道路の破損などをチェックするとともに、犯罪を発見、目撃などした場合には警察署に随時通報・連絡をする。隊員が自主的にグループを形成し、駅前駐輪場で自転車の整理や施錠・ツーロックの呼びかけ、下校時における児童・生徒の安全を見守る活動など、組織的な活動を行っている。

【活動に必要な物】

隊員証、活動用ジャンパー、腕章


活動上の問題点・解消方法

隊員数は、141名で目標としていた町民の1%となっているが、昼間の活動を高齢の隊員に頼ることが多い。若い隊員は昼間仕事のため、活動時間が制約されており、目的のひとつである児童・生徒の下校時間帯の見守り活動に従事できない状況にある。ボランティア休暇制度が地方の企業にまでは浸透していないことから、ボランティア休暇制度が浸透すればより一層の活動が行われていると考えている。

関係機関・団体との連携方法

毎月9日と19日に開設する民間交番「桑折ふれあい番所」を活用し、事件・事故に関する情報の収集や交換を行っているほか、防犯協会や防犯指導隊との合同パトロールを実施するなど、他の防犯ボランティア団体地と連携を図っている。

活動上の配慮事項

活動中に知り得た個人の秘密を口外することや私有地への無断立ち入りなど町民の不信感をあおる行動をしないよう配意している。

参考

町内の老人クラブで「見守り隊」を結成し、こおりばんぺ隊との合同による児童の安全確保を実施するようになった。

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