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自主防犯活動事例

 山形県
 

いなほっ子みまもり隊

~子どもたちの安全な通学を目指して!~


対面式での児童代表による感謝の言葉

構成員

各区長、PTA、婦人会、老人クラブなど
人数:123名

結成の経緯

全国的に不審者などによる子ども達を狙った事件や事故が多発したことで、「田舎(農村地帯)とはいえ、同様の事件が発生する可能性があるのではないか」等という不安の声が広がり、PTAや各区長等地域住民による見守り隊結成気運が盛り上がり、稲川地区まちづくり協会と稲川小学校PTA育成部が中心となって、平成18年4月17日発足した。

活動の目的

児童生徒の通学路を中心とした登下校時の安全対策を推進し、平穏で笑顔と挨拶が飛び交う地域社会の確立に寄与することを目的としている。

活動の内容

毎日、児童生徒の登下校時を中心に、地区内の人通りが少ない場所や外部からの見通しが悪い場所等の子ども達にとって危険と思われる場所を中心に重点的な見守りパトロールを実施している。 また、月曜日から金曜日の平日は、地区内の小学校の子ども達が14班編成の登校班で登校していることから、みまもり隊員が児童と一緒に、日常的な会話等をしながら見守り活動を推進しているほか、隊員の自家用車にアピールシートを貼りつけ、機動力を生かしたパトロールも推進している。 さらに、当地区の冬期間は、雪国特有の視界ゼロとなる地吹雪対策が必要となるため、駐留警戒パトロールを推進している。  
また、誘拐や不審者等による声かけ事案等が多く発生している状況を受け、平成17年1月より、児童生徒の登下校時指導を実施する等、見守り活動を積極的に推進しており、学校関係者やPTA、地域住民、児童生徒等から好評を得ている。

【活動に必要な物】

雪国特有の地吹雪により視界ゼロとなった場合や路面凍結対策として、点滅指示灯や滑り止め付き 長靴が必要。


活動上の問題点・解消方法

いなほっ子みまもり隊は、地域住民の自発的意志により結成された任意団体であるため、予算がなく活動用帽子やジャンパー等は自費購入の現状であったが、見守り活動はまちづくりの一環という考えから、遊佐町稲川地区まちづくり協会の協力により、活動に必要な物を購入する際の半額助成制度を設けた。また、見守り活動の活性化を図るため、年1回子ども達と隊員との対面式や「いなほっ子みまもり隊地域安全マップ」を作成し、地区内の全世帯に配付するなどして防犯意識の広報啓発活動を推進している。

関係機関・団体との連携方法

子どもたちを含め、地区住民が「明るく豊かな生活・安全で安心な住みよい地域づくり」を実現さ せるため、いなほっ子みまもり隊事務局を稲川公民館に置き、公民館運営事業として活動しているた め、活性化が図られている。

活動上の配慮事項

当地区は、雪国で地吹雪が発生すると視界ゼロとなる上、路面が凍結し、転倒しやすい環境となることから、自傷事故防止を第一に考え、「できる人ができることをやる」ことを申し合わせしている。

参考

いなほっ子みまもり隊の活動は、通常のみまもり活動のみならず、稲作体験やグランドゴルフ、高齢者と子どもたちとのボランティア交流会等幅広い活動を推進している。

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