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自主防犯活動事例

 秋田県
 

くじらっこ見守り隊
くじらっ子は地域で守る


朝のあいさつ・見守り活動

構成員

町内会員、PTA,少年保護育成委員、防犯指導隊員等

結成の経緯

船川第一小学校学区内で、帰宅途中の児童が不審者に遭遇した事案が発生したことを受け、児童の登下校を見守る組織の必要性が課題となり、これを機に学校、警察、町内会、PTA等が協力して、平成17年6月、「くじらっこ見守り隊」が結成され活動を開始しました。「くじらっこ」とは、明治の頃、地元の沖合でたくさんの鯨が捕れ、そのお金の一部が学校建設資金となったことから、地元ではくじら学校と呼ばれていたことに由来しています。
人数:270人と1団体88名(地元の会社が参加)

活動の目的

登下校時の通学路等における児童の見守り活動を通じて、児童の安全確保と地域住民の防犯意識の高揚を図ることを目的としています。

活動の内容

毎日、学区内の地区ごとに登下校時の通学路に立ちあいさつを交わしながら見守り活動を実施しています。また、通学路や地域の危険箇所、公園等の点検、パトロールなども実施しており、無締まり状態であった空き家の所有者に交渉して施錠してもらうなどの対応をしました。見守り隊の活動などを地域住民に周知し、多くの人から協力を得られるように「くじらっこ見守り隊通信」を発行して地域住民、保護者等に配布するとともに、学校内に安全拠点センター「くじらっこ見守りセンター」を設置して、学校、警察等の関係機関と地域住民が情報を共有できるようにしています。

【活動に必要な物】

腕章、ホイッスル、看板、自動車用ステッカー、ボランティア保険等


活動上の問題点・解消方法

当初は、活動資金も乏しく、手作りの自動車用ステッカーを製作するなどして活動していましたが、平成17年度、18年度の「秋田県安全安心まちづくり活動支援助成金」の交付を受けて活動に必要な備品を購入するとともに、活動の状況を「くじらっこ通信」によって地域住民に広報することにより、隊員自体の意識の高揚と地域住民の子どもの安全対策に対する関心を高めることができました。

関係機関・団体との連携方法

男鹿警察署から犯罪情報の提供や活動要領等の教示を受けたり、警察との合同パトロール等を実施しているほか、パトロール等の活動にあたっては、学校内の安全拠点センターに集合して情報交換や活動内容の確認などを実施しています。また、県の活動支援助成金を積極的に活用して活動の活性化を図っています。

活動上の配慮事項

地域住民が自らの手で長く継続していくために、無理せず協力しながら活動を続けています。

参考




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