自主防犯活動事例
秋田県 |
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寺内小学区安全プロジェクトチーム |
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構成員男女高齢者、町内会役員。人数:25人 結成の経緯平成12年、通学路に不審者出現を機に祖父母有志10人で会を結成(子ども見守り隊)し、登下校時の街頭監視活動を開始した。 活動の目的犯罪の多発傾向という社会情勢、並びに町内のアンケート調査結果から、子どもの登下校時の安全や地域住民の安全確保を最優先として、「安全は最高の福祉」をキャッチフレーズに、安心して暮らせるまちづくりの推進を目的としている。 |
活動の内容
【活動に必要な物】 活動用ブレーカー、パトロール帽子、パトロール用襷、蛍光反射マグネット、自転車用防犯反射プレートなど。 |
活動上の問題点・解消方法
5年前活動開始当初は、町民の理解と協力が乏しく関心を持つ人も少なかったが、全国的に小学校等への不審者侵入事案や登下校時の誘拐・殺人事件の発生など、子ども対象の犯罪が多発し、子どもの安全対策が急務となったことから、その必要性、重要性が認められ、幅広い協力を得られるに至った。
関係機関・団体との連携方法
(1) 秋田臨港警察署・旧寺内駐在所や将軍野交番からは、直接あるいは広報紙によって犯罪情報の提供を受けるとともに、町内における合同防犯パトロール・合同危険箇所の点検巡回・合同街頭活動・防犯座談会での指導助言・子ども会で防犯講話など、連携を密にして実施している。
(2) 県安全・安心まちづくりチームや、あすの秋田を創る協会・あしたの日本を創る協会から、安全・安心まちづくり助成として、活動用帽子・ブレーカー・犯罪抑止用品・看板・その他の経費の支援を受けている。
活動上の配慮事項
(1) 犯罪を未然に防止する抑止活動であることを前提として、パトロールにしても「焦らず、無理せず、危険は避けて、安全なまちづくりを楽しんで継続しよう。」をモットーにして活動を行っている。要は継続こそ力なりであると認識しながら、活動を進めている。
(2) 活動の内容はありのまま、わかりやすい広報活動で、防犯が町民全体のものになるよう配慮している。
参考
警察や学校の指導・啓発・支援やチームの広報誌の継続続行、また防犯帽子・ブレーカーを着用しての活動など、多角的で活発な活動が安全・安心なまちづくりに役割を果たしてきたが、これらの地道な活動が、全国・東北・北海道・県のフォーラムで発表され、県の特別表彰・市の表彰・警察署長感謝状を受賞したり、テレビ・ラジオ・新聞・情報誌等で紹介されたことで、町民の防犯意識は一段と高くなり、活動の活発化に繋がっている。
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