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自主防犯活動事例

 岩手県
 

高田町防犯協会
高田町から犯罪を無くす青色パトロール隊



防犯隊員による街頭チラシ配布活動状況

構成員

公務員OB、自営業、会社員など38名

結成の経緯

 昭和44年に設置した既設の防犯協会を解消し、高田町内から犯罪の未然防止の徹底を図るため、平成8年2月に「高田町防犯協会」として地区の区長等が中心となって町内有志に働きかけ、メンバーを募集し結成された。

活動の目的

 市民の防犯思想を高揚すると共に、自主的活動による自衛防犯体制の確立や高田幹部交番と緊密な連絡協調を図りながら警察活動に対する支援活動を行い、犯罪や事故、各種災害のない明るく住みよい町づくりのための活動を目的としている。

活動の内容

1 地域安全パトロール班を編成し、犯罪の多発が懸念される6月から10月までの間、週1回の割合で町内を青色回転灯を装備したパトロール車で防犯活動。  
2 町内各種祭典時及び高田松原海水浴場(シーズン中)における警戒警備活動。  
3 管内小学校の下校時における通学路の児童見守り活動。  
4 その他    
  年末年始地域安全運動、防犯チラシの配布、放置自転車の調査及び撤去、防犯訓練への参加、防犯関係各種会合出席等

【活動に必要な物】

活動用の制服、制帽、腕章、青色回転灯、蛍光色ジャンパー、電灯等


活動上の問題点・解消方法

1 活動費等の運営資金について、当初は捻出に苦労したが、住民から活動について理解と協賛を得、町内全域の約2,000戸から1戸当たり400円の協力金を頂いて活動費等に充てており、毎年繰越金を残すなど良好な収支運営となっている。  
2 構成員メンバーの高齢化が進んでおり、現在若返りのために構成員を募集している。

関係機関・団体との連携方法

1 大船渡警察署高田幹部交番から犯罪状況の提供と防犯パトロール活動の要領、注意点等の教示を受けているほか、情報交換、同交番と合同による防犯七夕の製作、暴力追放運動に参加するなど、警察と連携を図っている。  
2 陸前高田市コミュニティ推進協議会、民生・区長・学校等懇親会などに参加し、各種情報交換等を実施して緊密な連携を図っている。  
3 市内各防犯協会及び市教育委員会の協力を得て、小中学校防犯標語作品の募集展示を実施するなど、防犯啓発活動について連携した活動を行っている。

活動上の配慮事項

1 事故犯罪等の被害を未然に防止する活動を中心としており、パトロール等の活動において犯罪者を捕まえるためではないということで、メンバーの心理的な負担の軽減を図っている。  
2 パトロール時は、交通事故等の事故防止を図るため、複数での活動を実施させている。

参考

1 高田町を管轄する大船渡警察署管内の平成19年中の刑法犯認知件数は259件で、前年に比べ108件(29,4%)減少、とりわけ高田幹部交番ブロック管内は78件で前年比に比べ42件(35%)の大幅な減少となった。
2 平成18年に「岩手県地域安全安心ステーションモデル地区」に指定されており、特に児童に対する被害防止対策に力を入れている。
3 本年7月、当防犯協会と高田幹部交番、気仙地区少年補導員らが製作した「防犯七夕」ミニ山車について、住民から多大な好評を得、地元新聞に大きく報道された。

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