自主防犯活動事例
岩手県 |
奥州市水沢南地区防犯協会 |
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構成員地区住民。 役員79名(世帯数4,700:人口12,000人) 結成の経緯昭和60年7月発足。当時地区内では空き巣、車上狙い、万引き等の事件を始め、中学校が大変荒れていた時期でもあり、地区を上げての安全対策と強化策が求められていた。「犯罪のない住みよいまちづくり」をめざし、そこに住む住民が心を一つに「安全は最高の福祉である」として、行政や警察のみに頼ることなく、「自分たちのまちは自分たちで守る」を信条に今に継続している。 活動の目的『地域住民が安全で安心して暮らせるまちづくり』 |
活動の内容広報紙の発行(毎月)、夜間公園パトロール、町内パトロール、防犯フォーラム、出前交番(駐在所員による講話)、あんあんみなみっこ(小学生児童対象の防犯教室)、あんあんパトロール、児童防災体験学習の実施、年末事業所診断(金融機関や商店の安全点検)、ありが灯運動(年末一世帯一灯運動)等 【活動に必要な物】 防犯広報車、活動ジャケット、帽子、蛍光指示灯、懐中電灯等 |
活動上の問題点・解消方法
・活動費として1世帯45円を各町内会より負担していただいているが、防犯車の維持などで経費がかさむため、別に賛助会制度をつくり財政面から活動を支え、併せて啓発運動の相乗効果を図っている。
・アパートや貸家などが増え以前に比べ住民の出入りが激しくなってきており、地域の連帯感が薄れる中、共通意識としての防犯活動を維持していくのが困難になってきている。対策としては、各地区少人数の集会を開き、学習会、出前交番などで啓発意識を高めている。
関係機関・団体との連携方法
・「安心・安全のまちづくり」を防犯協会だけの活動として捉えずに、他団体と協力し共通の課題として活動している。『夜間公園パトロール』も当初は防犯協会員だけで行っていたが、2年目からは「地域の安全は地域で守る」を合い言葉に町内会全体の問題として町内会連絡協議会主体で行うようになった。
・今年、防犯協会、交通安全協会等が中心になり「安心安全部会」を設け、行政・警察・消防署・学校などの協力の下「地域安全フォーラム(7月)、安全なコミュニティづくり/自主防災大会(9月)」を実施している。
活動上の配慮事項
安全を第一にし、役員全員を「活動保険」に加入している。(保険料は防犯協会負担)
参考
平成2年より、防犯賛助会制度を設け事業所、団体、個人の方々に毎年一口1000円の会費を協力していただいている。(平成17年現在:事業所・商店35カ所、個人179人 )
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