自主防犯活動事例
北海道 |
『オラが街・守り隊』 『オラが海・守り隊』 |
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構成員松前・福島両町長を『守り隊長』とした町民有志 結成の経緯松前町・福島町では既存の自主防犯パトロール隊8隊の活躍で犯罪と人身交通事故の発生が昨年から半減し『全道一安全安心な街』となった。『全道一を継続し、ブレーキを踏むなら今だ!』と、両町長が『オラが街・守り隊長』に、漁業協同組合長が『オラが海・守り隊長』に、各町内会長が『町内の守り隊長』となり隊員を募って発隊し、『車800台・漁船300隻』による『全町民自由参加型』の『オラが街(海)・守り隊』が実現した。 活動の目的『車両・漁船』がわざわざのパトロールではなく『仕事中で走行=パトロール活動』を実施し、犯罪発生の未然防止・交通事故抑止を図り、『全道一安全で安心な松前町・福島町の継続』、ひいては、『全国一安全で安心な松前町・福島町の実現』を目的とする。 |
活動の内容『オラが街(海)・守り隊』のパトロールは、「商用車や公用車(町の公用車・郵便車・路線バス・タクシー・ごみ回収車・牛乳や灯油の配達車・営業車など)」と「漁船」によって行われている。 【活動に必要な物】 なし |
活動上の問題点・解消方法
平成18年6月30日に行われた発隊式とパトロールの模様がニュースや新聞に大々的に報道され、かつ、『黄色蛍光色の目立つプレート』は、すぐに町民の目を引き、活動の趣旨は全町民に周知され、受け入れられているため、活動上の問題点はない。
関係機関・団体との連携方法
平素から、松前警察署・両役場・両漁組が、町の情勢などに関する綿密な情報交換をし、有事の際の
警察への速報体制も確立されている。
これらの情報交換と連携体制が功を奏し、『守り隊員』からの迅速的確な通報により、発隊10日後にはアワビ密漁者3名の逮捕、その数日後にまたアワビ密漁者2名の逮捕、発隊20日後には余罪50件余に及ぶ大泥棒の逮捕と、活動の効果は絶大である。
活動上の配慮事項
仕事で車や漁船を利用する際、漫然とではなく、街の様子や異変に気を配りながら運行している。『見せる活動』で犯罪を未然に防止するだけではなく、発生している犯罪を早期に警察に通報することも『安全安心街づくり』には重要である。『目立つプレート』を貼付した守り隊員は『これを貼ると、小さなことでも今までのように見て見ぬ振りはできないし、交通ルールを破る訳にもいかないので、自分自身にも効果絶大だ』と感想を述べている。
参考
○松前町・福島町を管轄する松前警察署管内では、刑法犯の発生が、平成16年中112件、平成17年中62件と半減し、平成18年以降平成24年まで概ね40件前後の発生で推移している。
○上記とあわせて交通事故抑止効果が現れ、人身交通事故もほぼ半減したことを受け、町民の全面的協力のもと、交通弱者対策として、平成18年11月7日、『ピカッ』と光る『オラが街・守り隊ステッカーの縮小版キーホルダー』を管内16,000人の街の「9,000人」(全小中高校生と65歳以上の全高齢者6500人を含む)に無償配布した。
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