ドアの防犯性能についての正しい理解が必要です。「ピッキング対策が採られている錠だから大丈夫。」と安心していませんか?泥棒や強盗は、ピッキングの他にもサムターン回しなど様々な方法で侵入してきます。バールでこじ破るなど荒っぽい手口も多発しています。
次の映像は、3種類のドアに対してバールによるこじ破りと、これらのドアに防犯対策を施したものに対するこじ破りの実験状況を撮影したものです。
防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議の
防犯建物部品目録
に掲載されている
防犯建物部品の錠(CP錠)を日本ロック工業会が開発した「JLMA方式」で取り付ければ、こじ破りに対する防犯性能が大きく向上します。また、CP錠は、サムターン回し等の錠を狙う他の手口にも対抗できます。
最も一般的に流通しているタイプの玄関、勝手口のドアで、バールで短時間でこじ破られてしまいます。
錠自体が強固なつくりになっている上に、JLMAの補強金具がドアと錠とドア枠をつなぎ、
バールによるこじ破りに対する防犯性能を飛躍的に向上させます。
注意:
この方法によるドアの防犯リフォームは、こじ破りや錠破壊、施錠開け等の手口に対しては高い防犯性能を発揮しますが、官民合同会議の防犯建物部品目録に登載されている防犯建物部品のドアと同レベルの様々な手口に対応するものではありません。
バールによるこじ破りや錠を狙った手口のほか、ドア本体に対する攻撃を内容とする手口など、現在の侵入犯罪において広く見られる様々な手口に対応しています。
「防犯性能の高い建物部品の紹介」へ